【西武ライオンズ 今日の見どころ】復帰登板の髙橋光成 現在ベルーナドーム28イニング連続無失点中
●特例2023から復帰 今月8日以来の登板
【26日◇ライオンズ‐ファイターズ19回戦(ベルーナ)17:00】
特例2023により登録抹消されていた髙橋光成が、今月8日以来の先発となる。報道によれば、本来は今週火曜日(22日)にカーミニークフィールドでイースタンリーグのファイターズ戦で先発。短いイニングの調整登板を経てから、この3連戦の初戦で1軍復帰する予定だったが、イースタンの試合が雨で中止。そのため「ぶっつけ本番」のような形で、きょうの登板となったようだ。
戦線離脱する直前の髙橋光成は、4戦4勝と絶好調。この4試合で合計33イニングを投げて、失点は8日のファイターズ戦でのマルティネスの犠牲フライと、奈良間大己のソロ本塁打による2点だけだ。
この2失点もエスコンフィールドで許したもので、ベルーナドームでの登板に限ると、7月1日ホークス戦の3回表から、髙橋光成は現在28イニング連続無失点中なのだ。
●ベルーナドーム連続最長無失点は 豊田清の39 2/3イニング
ライオンズが所沢に移転した1979年以降、本拠地球場で最も長く無失点を続けたのは、現在1軍の投手コーチを務めている豊田清だ。2002年シーズンの開幕直後から翌03シーズンの夏場まで、じつに39 2/3イニング、40試合に渡って本拠地・西武ドームで失点を許さなかった。
ただ、このほかの投手では1992年から93年にかけて石井丈裕が28イニング無失点、2017年に菊池雄星がやはり28イニング無失点を、それぞれ本拠地球場で続けた例があるくらい。現在続いている髙橋の連続無失点も、かなりの記録になる。
この先、高橋光成は、豊田の記録にどこまで迫り、あるいは追い越すことができるだろうか。
●組む捕手は きのう大活躍の柘植か 4連勝中の古賀か
もうひとつ、きょうの登板で注目したいのが、髙橋と組むキャッチャーだ。きのう(25日)の試合では、6月17日以来、久々のスタメン出場となった柘植世那が、平良海馬とクリスキーの完封リレーをリード。打つほうでも、いずれも得点につながる2安打を放ち、存在感を発揮した。
6月24日のイーグル戦から髙橋の登板時は、古賀悠斗が7試合続けて先発マスクをかぶっており、現在の髙橋の4連勝はすべて古賀とのバッテリーで成し遂げたものだ。
その一方で、シーズン序盤はずっと柘植とバッテリーを組んでおり、髙橋の投球成績を捕手別に算出すると、勝敗や防御率では古賀と組んだときのほうが良く、奪三振率や与四死球率は柘植と組んだときのほうが良くなっている。
きょう勝てば、自身3年連続4度目となる二桁勝利。はたして、ブランク明けの髙橋光成とコンビを組むのは、どちらの捕手になるのか。スタメン発表が楽しみだ。
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