【西武ライオンズ 今日の見どころ~開幕戦編】山本由伸16連勝なら10人目
●ライオンズ打線20イニング無得点
バファローズの山本由伸は、昨シーズン5月28日のスワローズ1回戦から現在15連勝中。連続シーズンを含めたプロ野球の最長連勝は、イーグルス田中将大の28連勝。今年の開幕戦に勝利して16連勝となると、プロ野球史上10人目の記録となる。
ライオンズ戦に関しては、8月20日(16回戦)の3回表に、岸潤一郎のソロ本塁打で1失点したのを最後に、現在20イニング連続無失点中。この間、2本以上のヒットを許したイニングが1度もない。
●山川は対由伸の打率0割台
手も足も出ないような状態のライオンズ打線のなか、とりわけ山本に苦しめられているのが山川穂高だ。2018年の初対戦以来、毎年ヒット1本止まりで、通算成績43打数4安打14三振、打率.093。ホームランに関しては、山本がセットアッパーを担当していた18年8月9日に打ったソロ本塁打1本で、ここ3年間は音無しだ。
そんななかにあって、比較的山本攻略に成功しているのが源田壮亮で、昨シーズンの対戦打率は26打数10安打の.385(通算では.313)。東京五輪の侍ジャパンを振り返るドキュメンタリー番組でも取り上げられていたが、お互いに打っている、打たれていることの自覚がある様子。辻󠄀発彦監督はオープン戦で、源田をさまざまな打順で起用して、打線の最適な組み合わせを模索していたが、はたして本番では、どこに源田を組み入れるのか。
●ライオンズ投手陣をカモにしている吉田正尚
対照的に、バファローズの主砲・吉田正尚はライオンズ投手陣を大の得意にしており、プロ6年間で打った112本塁打のうち、1/4に相当する28本をライオンズ戦で打っている。なかでも高橋光成を通算打率.552と、完全な“カモ”にしている(それでいて昨シーズンの高橋はオリックス戦 3勝0敗なのだから、野球は面白い)。
今年こそ、吉田正尚を封じることはできるのか。山本由伸攻略と同様、開幕戦の注目ポイントだ。
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