【西武ライオンズ 今日の見どころ】ホークス戦14回無失点の髙橋光成 東浜相手に 初勝利なるか
●東浜との投げ合いでは まだ勝ちのない髙橋光成
【1日◇ライオンズ‐ホークス9回戦(ベルーナ)18:00】
中村剛也の復帰、蛭間拓哉の昇格といった‘カンフル剤’も、思いのほか早く効き目が切れてきたのか、ここ3試合のチーム得点は、1、2、1。交流戦中の7連敗の記憶が、嫌でも思い起こされる。
きょうの先発は髙橋光成と東浜巨だけに、それでなくても僅差の展開が予想される。いまのライオンズの得点力を考えると、髙橋には「先に1点獲られたら終わり」くらいのピッチングが必要になってくる。
両投手は、今年の5月20日にもPayPayドームで顔を合わせていた。このときも、お互い無失点のまま、息詰まる投手戦を演じたが、6回を投げ終えたところで髙橋が先にマウンドを降りることに。
そのあと8回表に東浜から、外崎修汰が値千金のタイムリーを放ち、ライオンズが1対0で辛くも勝利したのだが、決勝点が入る前に降板していた髙橋には、勝ち負けが付かなかった。
髙橋光成と東浜巨の投げ合いは通算4度あり、試合自体はライオンズの2勝1敗1分なのだが、髙橋の降板後にリリーフが打たれて勝利投手の権利が消えたり、5月の試合のように降板後に味方が勝ち越したりして、まだ髙橋に勝ちが付いたことがない。
これまでに髙橋光成が3度以上先発で投げ合って、まだ勝ったことのない相手投手は、じつは東浜だけだ。
昨シーズンまで、イーグルスの辛島航とも3度対戦して髙橋は0勝3敗と、1度も勝てていなかったのだが、先週の試合で1対0の投手戦を見事に制し、辛島相手の初勝利をあげたばかり。引き続き、今週は自身に勝利が付く形で、東浜に投げ勝ちたい。
●ホークス戦は 開幕14イニング連続無失点中
髙橋光成は開幕からホークス戦2試合に投げて、14イニング連続無失点中。今シーズンホークス戦相手に10イニング以上投げているピッチャーのなかで、1点も獲られていないのは髙橋ひとりだけだ。
きのう(6月30日)ファイターズ打線を8回1失点に抑えた山本由伸(バファローズ)が、防御率ランキングで1位に立った。が、きょう高橋が自責点0で2イニング以上、あるいは、自責点1で7イニング以上を抑えると、1日で防御率ランキングトップに帰り咲くことになる。
たとえ打線の援護に恵まれなくても、ホークス相手に無失点ピッチングを続けて、防御率1位と東浜相手の初勝利を掴み取って欲しい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?