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【西武ライオンズ 今日の見どころ】CS初登板の光成 過去千賀とは2勝2敗

●ホークス相手のポストシーズン突破は過去1度だけ

【8日◇ホークス‐ライオンズ CS 1st 1回戦(PayPayドーム)14:00】
2004年にポストシーズン制度が始まってから、ライオンズがプレーオフ(PO)、クライマックス・シリーズ(CS)に出場するのは、3年ぶり12度目になるが、日本シリーズ出場を勝ち取ったのは、2004年、08年の2度しかない。

日本シリーズには21度出場して、13度日本一に輝いているライオンズではあるが、同じ短期決戦であっても、なぜか勝手が違うようだ。

ライオンズ PO・CS 戦績(ほか 82年に前後期制プレーオフで勝利)

特にホークス相手だと、ライオンズが勝ち抜いたのは、まだアドバンテージがなかった04年セカンド・ステージの1度だけ。18年の第3戦から現在7連敗中と、圧倒的に分が悪い。簡単な戦いには、なりそうにない。

●ポストシーズン初登板の光成 対千賀は過去2勝2敗

意外なことに高橋光成は、今回がクライマックス・シリーズ初登板。18年はレギュラーシーズンの登板が3試合しかなく、自身初の二桁勝利でリーグ優勝に貢献した19年は、9月上旬に右ヒジの違和感を訴え、この時期1軍にいなかった。

2004年以降のPO、CSで、初登板初勝利したライオンズの投手は過去6人。きょう高橋が勝てば、18年の多和田真三郎以来、7人目となる。

ライオンズ投手 PO・CS 初登板初勝利(04年以降)

ホークス先発の千賀滉大は、CS通算10試合に登板(うち先発が8試合)して、2勝3敗と負けが先行しているのだが、2勝はいずれもライオンズ戦であげたもの。CSではライオンズ相手に13イニング投げて、失点は山川穂高のソロ本塁打による1点だけだ。

高橋と千賀の先発での投げ合いは、レギュラーシーズンでこれまでに5試合ある。直近となる今シーズン4月8日の対戦では、4回表に5安打を集中されるなど、5失点した高橋が敗れているが、通算では高橋2勝、千賀2勝と、互角の結果が残っている。

高橋光成 対 千賀滉大 先発での投げ合い

千賀に関しては今オフのMLB移籍が噂されているだけに、これが最後の直接対決になる可能性がある。高橋からすれば、きっちり勝ち越して決着をつけておきたい。

3試合制と超短期決戦のファーストステージは、これまでに第1戦で勝利したのべ31チームのうち、26チームが勝ち抜いている。突破の確率は83.9%と、限りなく先手必勝に近い。

PO・CS 第1ステージ 第1戦に勝利したチームの戦績

相手にとって不足なし。高橋光成がライオンズの「本当のエースと呼べる投手になってきた」(辻󠄀発彦監督)ことを、証明するマウンドになる。

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