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【西武ライオンズ 今日の見どころ】ホークス相手に開幕5連敗だと 73年ぶりの屈辱

●ここまでホークス戦は4戦全敗

【28日◇ホークス‐ライオンズ5回戦(みずほpaypay)13:00】
スコアの上では1点差。惜しい試合だったように見えるが、ここぞの勝負所で、中村晃や周東佑京が代打で出て来る相手との、歴然とした力の差を見せつけられての敗戦となった。

ここまで福岡ソフトバンクホークス戦は、4戦全敗。ホークス相手の開幕4連敗は2019年以来のこと。もしきょうも敗れて、開幕からの5連敗となると、2リーグ制発足2年目の1951年、西鉄時代のライオンズが南海時代のホークスに、開幕10連敗(4分け挟む)して以来、じつに73年ぶりの屈辱となってしまう。

ライオンズ ホークス戦 開幕からの連敗

チームは現在8勝15敗。今月の残り3試合で2勝しない限り、シーズン10勝目をあげる前に、5月に入ってしまう。ライオンズが4月中に10勝に到達できないとなると、(コロナ禍により6月開幕だった2020年を除き)2012年以来、12年ぶりになる。

ただ、この12年前、ライオンズは6月以降に巻き返し、最終成績は72勝63敗9分。首位と2.5ゲーム差の2位で、クライマックスシリーズに進出してみせているのが、救いではある。

●隅田 みずほpaypayで初勝利なるか

きょうの先発は、長崎県出身の隅田知一郎。福岡県京都郡苅田町にキャンパスと野球部グラウンドがある西日本工業大学で、4年間を過ごした隅田からすれば、なじみ深い九州での登板になるのだが、じつはプロ入り後「みずほpaypayドーム」では、3試合に登板して0勝3敗。まだ1度も勝ったことがないのだ。

隅田知一郎 みずほpaypayドーム成績

相手ホークスの先発も12日の対戦で、7回1死までノーヒットに抑えられたばかりの東浜巨とあって、おそらくきょうも打線の援護は期待薄。隅田にしてみれば、1失点が致命傷なりかねない。厳しい投球が求められることになる。

先日、同じ長崎生まれの女性との結婚を発表したばかり。もしかしたら、お互いの家族や友人などが、客席から見守るなかでのピッチングになるかもしれない。球場名も新しくなったことだ。過去の成績は旧い球場名と一緒に忘れ去って、九州で新たな一歩を踏み出したい。


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