【西武ライオンズ 今日の見どころ】避けたい3カード連続負け越し どちらのエンスが顔を見せるか

●今シーズン3カード連続負け越しはなし　

【28日◇バファローズ‐ライオンズ24回戦（京セラドーム）13:00】
【ライオンズ球団通算5,000勝まで、あと1勝】
0勝6敗と完全に抑え込まれた昨シーズンを思い起こさせる、宮城大弥のピッチングの前に、今シーズン14度目のシャットアウト負けを喫したライオンズ。この3連戦は1勝1敗となり、きょうの試合にカード勝ち越しが懸かることになった。

先週末のバファローズ戦、今週前半のマリーンズ戦と2カード連続で、1勝2敗と負け越しているライオンズ。じつは2カード続けて負け越したのは、5月31日からのタイガース3連戦に1勝2敗、続くスワローズ戦で3連敗して以来、およそ3ヶ月ぶりのことになる。

開幕直後の７連敗、さらに２度の５連敗と、大型連敗はしているライオンズだが、じつは今シーズンここまで３カード続けて負け越したことはない。

ライオンズ 今シーズン2カード連続負け越し

もし、きょうの試合に敗れると、優勝争いがいよいよ佳境に入ろうとしている8月終わりのタイミングで、今シーズン初めて3カード連続で負け越すことにとなってしまう。3年ぶりのリーグ優勝のためには、絶対に落とせない一戦になる。

●勝ち越し懸かった3戦目のエンスは5勝1敗だが…　

先発のエンスはここまで登板した18試合のうち、14試合が日曜日。自然と3連戦の3試合目に先発することが多くなっている。今回のように1勝1敗で迎えた3連戦の3試合目に先発したケースは過去6回あり、その戦績は5勝1敗。エンスの力投で多くの3連戦を勝ち越してきた。

1勝1敗で迎えた3連戦の3試合目　エンスの勝敗

ただ、すでにライオンズファンには広く知られているエンスの「内弁慶ぶり」は、ここでも如実に表れており、5勝はすべてホームのベルーナドームでのゲーム。唯一敗れた試合が4月17日、よりによって京セラドーム大阪でのバファローズ戦なのだ。

ちなみに、今シーズン1勝1敗で迎えた3連戦の3試合目、ライオンズは11勝3敗で、バファローズは9勝8敗だ。

1勝1敗で迎える3戦目に強いエンスと、ビジター球場では勝てないエンス。いったい今回は、どちらの顔を見せるのだろうか。