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【西武ライオンズ 今日の見どころ】球団史上2番目の早さで30敗到達 9連敗になると2015年の球団ワースト13連敗以来

●埼玉移転1年目に次ぐ早さでシーズン30敗到達

【25日◇ライオンズ‐バファローズ8回戦(ベルーナ)14:00】
相手は前日も試合をして、北海道から当日移動してきたチーム。こちらは本拠地に居座ったまま、1日試合のなかったチーム。ある意味、ハンディをもらった状態だったのにも関わらず、最後は力負け。開幕43試合目にして、早くもシーズン30敗に到達した。

あれほど負けてばかりだった昨シーズンですら、30敗目を喫したのは開幕53試合目。それより10試合も早い30敗となってしまった。

これまでにライオンズが、最も早く30敗に到達したのが、埼玉移転元年だった1979年の前期シーズン(※)の41試合目だ。このシーズンは開幕12連敗でスタート。41試合目を終えた時点の成績が8勝30敗3分。首位と21.5ゲーム差のダントツ最下位だった(※当時のパ・リーグは前後期2シーズン制を採用していた)。

今シーズンの43試合目での30敗は、この1979年前期に次いで、球団史上2番目に早い到達になる。福岡時代の末期、成績も経営も低迷して「暗黒時代」と呼ばれていた時期ですら、これほど早いペースで30敗に到達したことはなかった。

いまさら…ではあるが、今シーズンのライオンズの成績低迷は、球団の70年を超える歴史のなかで「最悪」に類するレベルにあるのだ。

●昨シーズンは8連敗を止めた直後に7連勝

これで2年続けての8連敗となってしまったが、じつは昨シーズンは6月30日に始まった連敗を、7月10日に8でストップすると、一転その日から7連勝してみせていた。今シーズンも最低限、そのくらいの意地は見せてもらいたい。

昨年の連敗を止めた試合では、先発の隅田知一郎が7回1失点と好投、古賀悠斗が決勝打となる先制タイムリーと、同学年コンビが活躍した。

きょうの先発は渡邉勇太朗。となれば、きのう2安打3打点と奮闘した蛭間拓哉との同級生コンビで、今年の連敗は止めてもらいたい。

ちなみに、オリックスバファローズ先発の曽谷龍平も、渡邉、蛭間と同じ2000年生まれの同学年。曽谷と蛭間は、大学4年のときに大学日本代表のメンバーとして、一緒にオランダの国際大会「ハーレムベースボールウィーク」を戦った間柄だ。

逆に、きょうも敗れてしまうと9連敗。ライオンズの9連敗は、2015年7月15日から8月4日にかけて、球団ワーストの13連敗をして以来、9年ぶりになる。交流戦に入る前に、どうにかして今回の連敗を止めておかないと、球団の連敗記録を更新することになりかねない。



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