見出し画像

【西武ライオンズ 今日の見どころ】マリーンズ相手に52年ぶり8連敗中 きょうも敗れるとワーストタイに

●8連敗中のマリーンズ戦 5試合が1点差負け

【25日◇ライオンズ‐マリーンズ13回戦(ベルーナ)18:00】
連勝が7でストップしたライオンズと、ホークス相手に劇的な3連勝で後半戦をスタートしたマリーンズ。前回の両チームの対戦時にも紹介した(中村剛也2,000試合出場の日に マリーンズ戦の連敗をストップできるか)が、ライオンズは4月26日の5回戦から、現在マリーンズ戦8連敗中だ。

ライオンズがマリーンズ相手に8連敗するのは、まだオリオンズだった1971年に9連敗して以来、52年ぶりのこと。もし、きょうも敗れて9連敗となると、対マリーンズの最長連敗に並んでしまうことになる。

ライオンズ マリーンズ戦 最長連敗 (※1引き分け挟む)

今月4~6日の3連戦で2度のサヨナラ負けを喫したように、今回の8連敗のうち5試合が1点差負け。マリーンズ相手には競り負ける展開が多くなっている。

今シーズン マリーンズ戦 結果

その要因のひとつが得点力不足だ。12試合のマリーンズ戦のうち8試合が2得点以下と、マリーンズ投手陣を前にすると、ただでさえ点の獲れない打線に拍車が掛かる。

じつはこのカードで打っているヒットの数は、ライオンズのほうがマリーンズより多い。にも関わらず、得点はマリーンズのほうが15点も多い。

というのも、本塁打の数、四死球の数で、マリーンズが大きく上回っており、特に本塁打に関しては、シーズン81試合で57本塁打(1試合平均0.70本)のマリーンズが、ライオンズ戦では12試合で14本打っている(1試合平均1.16本)。

ライオンズ対マリーンズ  今シーズン対戦成績

つまり、ヒットを打っても、なかなか点につながらないオフェンス面、四死球で許したランナーをホームランで返してしまっているディフェンス面。それぞれの課題が、結果マリーンズ戦8連敗になっている。

中8日を空けて、きょうの試合にあえて髙橋光成を持って来たのは、このカードの連敗をなんとか止めたい、ベンチの意思の表れかもしれない。

●今季マリーンズ戦初登板の髙橋 要警戒の安田、山口

昨シーズン髙橋は、マリーンズ戦3試合に投げて2勝0敗。19 2/3イニングを投げて被本塁打0、防御率2.29と好成績を残している。

ただ、懸念されるのが、安田尚憲、山口航輝の存在だ。過去2年間、安田には21打数10安打1本塁打、山口には16打数7安打1本塁打と、髙橋は散々手痛い目に遭っているのだ。

髙橋光成  対安田尚憲 通算対戦成績
髙橋光成  対山口航輝 通算対戦成績

特に安田に関しては、今シーズンも打率.314(35打数11安打)、3本塁打、10打点と、ライオンズ投手陣をひじょうによく打っている。

不用意な四死球と本塁打、そして安田、山口には最大限の警戒をして、マリーンズ相手の連敗をどうにかストップしたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?