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【西武ライオンズ 今日の見どころ~開幕戦編】髙橋光成 vs 森友哉 再会の初対決

●FA移籍した野手と 開幕戦で対戦するのは初めて

【31日◇ライオンズ‐バファローズ1回戦(ベルーナドーム)18:00】
バファローズ相手の開幕戦は3年連続となるが、ライオンズファンにとっては、過去2年以上に特別な意味合いを持つ一戦となる。森友哉との初対決が、いきなり実現する可能性が濃厚だからだ。

FA制度が1993年オフに導入されてから、ライオンズからFA移籍した選手は18人。そのうち工藤公康や涌井秀章、岸孝之のように、同一リーグの他球団に移籍した投手は数多くいるのだが、野手は意外に少なく、パ・リーグのチームへ移籍したのは、石毛宏典、細川亨、浅村栄斗の3人だけ。

今回の森友哉のように、移籍した直後のシーズンの開幕戦で顔を会わせるのは、初めてのケースになる。

ライオンズからFA移籍した野手  初のライオンズ戦成績
※松井、中島は日本球界復帰後の初対戦 移籍先はイーグルス、バファローズ

●初対戦から滅多打ちされた浅村の移籍1年目

古巣ライオンズとの初対戦で、本塁打を打ったのは清原和博と浅村のふたり。まだ交流戦がなかったため、清原とライオンズの初めての真剣勝負が実現したのは、移籍6年目の2002年の日本シリーズ第1戦。3回裏、松坂大輔から放った2ランは、東京ドームレフトスタンド後方の広告看板を直撃。球史に残る特大アーチとなった。

浅村栄斗との初対決は、大宮公園野球場が舞台だった。5回表の第3打席、ライオンズファンのブーイングが聞こえるなか、ニールの変化球をカチ上げた打球は、レフトの場外へと消えていった。

この一打で圧倒されたのか。この後も浅村には打たれに打たれ、結局移籍1年目のシーズンに11本もの本塁打を浴びることになった。二の舞にならないためにも、森友哉との対戦も最初に優位に立ちたい。

ライオンズからFA移籍した野手 移籍1年目ライオンズ戦成績

●7年間 87試合バッテリーを組んできた髙橋光成と森友哉

2013年ドラフト1位の森友哉と、14年ドラフト1位の髙橋光成。1学年違いのふたりは、高校日本代表のチームメイトとして、一緒に18歳以下の世界大会に出場したこともあった。

ライオンズに入団してから初めてバッテリーを組んだのは、高橋のプロ2年目だった15年7月29日のバファローズ戦。前の登板まで6連敗を喫していた髙橋の悪い流れを断ち切ろうと、森がおよそ1年ぶりに先発マスクをかぶった試合だった(結果は4回途中5失点、髙橋の連敗は7に伸びた)。

以来7年間に渡って、1軍のリーグ戦87試合でバッテリーを組んで38勝をあげてきた。

髙橋光成-森友哉バッテリー 年度別成績

3月1日の練習試合では、髙橋が2打席いずれも内野ゴロで、森のことを打ち取った。31日の開幕戦では、この先ずっと森が嫌なイメージを引きずるくらいのピッチングで、髙橋にはかつての女房役を抑え込んでもらいたい。

森友哉 開幕戦 打撃成績


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