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【西武ライオンズ 今日の見どころ】3年目菅井が1軍デビュー 高卒育成入団の初登板初勝利なら史上初

●入団2年目以降の初登板初勝利は ライオンズで今井だけ

【6日◇スワローズライオンズ3回戦(神宮)18:00】
21年9月29日以来、栗山巧と中村剛也を3シーズンぶりに同時に守備に就かせて、ファイティングポーズはとったものの、力不足は埋められずに3連敗。監督交代のカンフル剤も、すでに効果が薄れてきたのか。借金は再び今シーズンワーストタイの17となった。

そんな状況のなか、先日支配下登録されたばかりの菅井信也が、プロ初登板初先発をする。山形の山本学園高から21年育成ドラフト2位で、ライオンズ入りしたサウスポー。同期で同年齢の羽田慎之介、黒田将矢と並び、早い段階から将来を嘱望されていた。

過去ライオンズの投手で、プロ初登板初勝利をした投手は、今年4月3日の武内夏暉まで全部で11人いる。そのうち10人が新人投手。入団2年目以降に初登板をして、初勝利をあげた投手は、18年の今井達也(2年目)しかいない。入団3年目以降の初登板初勝利は、ライオンズで初めてになる。

ちなみに、今井が初勝利した相手もスワローズだった。菅井が続くことができるだろうか。

また、これまでに育成ドラフトでライオンズに入団した投手で、1軍公式戦に登板をするのは、水上由伸(20年育成ドラフト5位)、豆田泰志(20年育成ドラフト4位)に続いて、菅井で3人目になる。

水上、豆田のプロ初登板は、いずれもリリーフ。ふたりともまだ先発起用はなく、ライオンズの育成入団投手の先発は、今回が初めてになる。勝てば、水上由伸以来ライオンズ2人目の、育成出身投手の1軍勝利となる。

●育成ドラフト入団投手の初登板初勝利は過去4人

育成ドラフトで入団して、プロ初登板初勝利した投手は、これまでに4人いる。

きょう菅井が勝てば、23年松井颯(読売ジャイアンツ)以来5人目になるのだが、過去の4人は大学、もしくは、独立リーグの出身だった。高校から育成ドラフトでプロ入りした投手の初登板初勝利となると、NPB史上初めてになる。

今シーズン菅井はイースタンで、9試合に登板して1勝2敗、防御率2.45。スワローズ戦は4月18日の1試合だけ登板。増田珠の2本の適時二塁打で3点を失ったが、ちょうど2軍調整中だった山田哲人とも対戦。すべてフライアウトで、3打席ノーヒットに抑えていた。

相手のスワローズの先発は、実績充分の高橋奎二だ。失うモノは何もない。菅井には怯むことなく、キャッチャーの構えるミットめがけて、思いっきり左腕を振ってほしい。

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