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【西武ライオンズ 今日の見どころ】2年連続8連敗だと球団45年ぶり 髙橋光成は序盤の失点を防げるか 

●髙橋光成 開幕5連敗になると自身ワースト

【24日◇ライオンズ‐バファローズ7回戦(ベルーナ)18:00】
なかなか状態の上がらない髙橋光成の登板間隔を空けたかったのか。来週からの交流戦を見据えてのことなのか。先発ローテーションの微調整が図られ、火曜日が今井達也、金曜日は髙橋光成に、しばらくはカード頭を任せる形になりそうだ。

前回14日の北海道日本ハムファイターズ戦では、それまでの柘植世那に代えて、古賀悠斗と4試合ぶりにバッテリーを組ますなど、ベンチもなんとか立ち直りのキッカケを与えようとしたが、功は奏さず。これで開幕から5戦勝ちなしの4連敗となった。

髙橋のシーズン初登板からの4連敗は、2017年以来2度目。5試合勝利なしは、自身ワーストとなった。もし、きょうも敗れて開幕5連敗となると、こちらも自身のワースト記録を更新することになる。

●過去5試合の登板すべて 序盤3回までに失点

今シーズンの髙橋で気になるのは、試合序盤の失点の多さだ。昨シーズンは23試合に先発して、序盤の3回までに失点した試合は10試合だったのが、今シーズンはここまで登板した5試合すべてで、3回までに失点している。いまのライオンズ打線では当然の結果ながら、髙橋の登板試合すべてで、相手に先制を許すことになっている。

もうひとつ気になるのは、同じ被安打でも長打が多いことだ。いずれも二桁勝利をあげている直近3シーズンと比較しても、奪三振率や与四死球率には、さほど大きな違いは見られないのだが、被打率と被長打率が悪化。まだ被本塁打こそ1本だけだが、今シーズンは二塁打、三塁打をよく打たれている。

右肩のコンディションの影響なのか、ボールが高めに集まっているなど、制球や技術面の問題なのか。いずれにせよ、いまだ勝てていない理由は、このあたりにあるのかもしれない。

●2年連続8連敗になると ライオンズ45年ぶり

今シーズン2度目となる7連敗中のライオンズ。きょうも敗れると、昨年の6月30日から7月9日に喫して以来の8連敗になる。

ライオンズが2年続けて8連敗をするのは、球団が身売りをして、本拠地を福岡から埼玉に移転する時期だった1977年から79年にかけて(77年・9連敗、78年・10連敗、79年・12連敗)、8連敗以上の大型連敗を3年連続でして以来。球団史上45年ぶりのことになる。

3強3弱の色合いが強まりつつある今月のパ・リーグ。相手のオリックスバファローズも苦戦しており、5月だけの成績ならライオンズと大差がない。

パ・リーグ 5月成績

先発の東晃平も、球団新記録となったデビューからの連勝が8でストップしてから、現在3連敗中だ。髙橋光成と同様、自身の連敗脱出が懸かった登板になる。髙橋と東、両先発のどちらが先に、浮上のキッカケをつかむことができるだろうか。



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