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【西武ライオンズ 今日の見どころ】得点圏に走者を置いてからの投球が 対照的な松本航と山崎福也

●松本航 得点圏に走者がいると 被打率.328 

【4日◇ライオンズ‐バファローズ18回戦(ベルーナドーム)18:00】
ファイターズのアシストもあって、2位ホークスとのゲーム差を、今シーズン最大の2.5に拡げたライオンズ。このまま一気に首位固めするためにも、まずはバファローズ相手に、同一カード3連勝と行きたいところ。

昨シーズン、ライオンズが42年ぶりの最下位に終わったのは、バファローズ、イーグルスの上位2チームに、それぞれ8勝15敗2分と、大きく負け越したことが要因のひとつだった。

だが、今シーズンここまでは、イーグルスに11勝5敗1分と大きく勝ち越し、今回の連勝でバファローズにも10勝7敗と差を広げた。今年のスローガンに「Change UP!」と謳った通り、変革と向上に成功している。

ライオンズ先発の松本航は、あと一歩でノーヒットノーランとなる圧倒的なピッチングをしたかと思えば、立ち上がりいきなり初回に5失点してみたり、ランナーを残してイニングの途中で降板するケースも多かったり、安定感に欠けている印象がある。

それが顕著なのは、ピンチを招いてからの投球で、走者なし、あるいは一塁にいるときに較べて、得点圏に走者がいるときの被打率が、大きくはね上がってしまう。自分のペースで投げられているときは良いが、ピンチになったときに、いまひとつ粘り切れていない。

対照的にバファローズ先発の山崎福也は、得点圏にランナーを置いたときの被打率が1割台。ランナーがいないときより、被打率が低いのだ。

山岡泰輔、椋木蓮といった先発候補が、新型コロナ陽性判定のため抹消中と、苦しい台所事情のなか、中5日での先発となる山崎福也に対して、松本航は7月19日以来、中15日空いての先発。ゲーム勘の心配はあるが、充分な調整期間を経ての、満を持しての登板になる。おいそれと投げ負けるわけにはいかない。

得点圏にランナーを置いてからの、両先発のピッチングに、きょうの試合は注目したい。

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