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【西武ライオンズ 今日の見どころ】自身最多勝利へ 残り全勝しかない髙橋光成 L戦13イニング無失点中の西野との投げ合いに

●あと1敗で マリーンズ戦は3年連続の負け越し

【18日◇ライオンズ‐マリーンズ20回戦(ベルーナ)13:00】
マリーンズ相手の連敗を3で止めたものの、対戦成績は7勝12敗。きのう(17日)の記事でも紹介したが、あと1敗で、3年連続の負け越しが決まってしまう状況に変わりはない。

このカードは、いわゆるライオンズの黄金時代と、千葉移転前のオリオンズ低迷期が重なった1985年から95年まで、11年連続でライオンズが勝ち越したことがあった。

さらに時代をさかのぼると、金田正一監督のもとロッテオリオンズが日本一に輝いた1974年から、福岡時代の終焉期だったライオンズに、6年連続で勝ち越した時期もあった。

21世紀になってから(2001年以降)は、ライオンズが勝ち越したシーズンが10度、マリーンズの勝ち越したシーズンが9度、勝利数が並んだタイのシーズンが3度と、ほぼ互角の勝敗になっている。

ライオンズ・マリーンズ 対戦成績 (2001年以降)

2005年には、マリーンズ戦を年間8勝で終えたことがあったが、この年は交流戦が年間36試合あったため、同一リーグの球団との対戦が、年間20試合しか組まれていなかった。

年間25試合以上の対戦があったシーズンで、マリーンズ相手に一桁勝利しかできなかったのは、1984年(8勝15敗3敗)が最後になる。きょうを含めた残り6試合で、ライオンズが2勝以下しかできないと、39年ぶりの大差での負け越しになってしまう。反対に6戦全勝するようなら、13勝12敗と勝ち越すことができる。

●登板45試合続けて ライオンズ戦で負けのない西野勇士

マリーンズ先発の西野勇士は、今シーズンライオンズ戦に3試合先発して2勝0敗。現在13イニング連続無失点中だ。

西野はリリーフ時代にも、ライオンズ打線をよく抑えており、ライオンズ相手に敗れたのは2014年5月4日が最後。故障によるブランクを挟みながらではあるが、登板45試合続けてライオンズ戦で負けていないのだ。

西野勇士  ライオンズ戦 成績

対するライオンズ先発の髙橋光成も、今シーズンのマリーンズ戦の登板は7月25日の1度だが、その試合で見事完封勝利を収めている。マリーンズ戦は昨シーズンから3連勝中と、西野に引けは取っていない。

以前にも指摘したが、通算38打数14安打2本塁打と、髙橋のことを得意にしている安田尚憲が、最近3試合スタメンを外れるほどの不振に陥っているのもプラス材料だ。

このまま中6日のローテーションでいくと、髙橋の登板機会はきょうを含めて残り3試合。現在10勝の髙橋が昨シーズンの12勝を上回るには、3戦全勝するしかない。

西野との投げ合いを制して、対マリーンズのシーズン勝ち越しと、自身の最多勝利の更新に、望みをつないで欲しい。

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