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【西武ライオンズ 今日の見どころ】1軍復帰の髙橋光成 開幕9連敗になるとパ・リーグ64年ぶり

●開幕8連敗中の髙橋光成が 6月23日以来の1軍登板

【12日◇ファイターズ-ライオンズ17回戦(エスコン)13:00】
およそ7週間のファーム調整を経て、髙橋光成が6月23日オリックスバファローズ戦以来の先発。この間イースタンでは3試合に先発して。合計18イニングで9失点。3試合中2試合で初回に失点と、正直数字だけ見れば、完全復調には疑問符がつく。

髙橋は現在、ライオンズの球団ワースト記録を更新する開幕8連敗中。もし、きょうも敗れて開幕からの9連敗となると、1989年中山裕章(大洋ホエールズ)以来。パ・リーグの投手では、60年に開幕11連敗をした大津守(近鉄バファロー)以来、64年ぶりのことになる。

また「開幕から」に限らない、ライオンズの投手のシーズン9連敗は、59年田中喜八郎、07年ギッセル、一昨年の隅田知一郎(10連敗)に続いて4人目となる。

このうち田中と隅田はルーキーだったことを考えれば、曲がりなりにもエースと呼ばれたピッチャーが9連敗もするのは、やはり普通のことではない。

●髙橋光成が苦手にしている清宮幸太郎

その髙橋が最も警戒すべきバッターは、清宮幸太郎になる。おととい、きのうと2試合続けて、手痛いホームランを打たれるなど、今シーズンライオンズ戦の成績が、打率.313(32打数10安打)3本塁打、11打点。7月27日からきのうまで、ライオンズ相手に4試合連続で打点をあげている。

髙橋光成との対戦成績も、一昨年が10打数4安打、昨年が9打数4安打で、そのうち2本がタイムリー。昨年に関してはヒットを打たれた以外の打席でも6四球と、髙橋のほうに清宮に対する明らかな苦手意識を感じさせる結果になっている。

今シーズン5度目の6連敗をしているなかでの復帰登板。あす(13日)開催予定の福岡ソフトバンクホークス戦は、髙橋光成がゲームスポンサーを務めたり、来週20日には、5年ぶりに髙橋の地元・前橋での試合開催が予定されたりしているが、きょうの登板が、こうした「大人の事情」を慮ってのモノではないことを願いたい。

プロである以上、こうした疑念の声を黙らせたければ、結果で示すしかない。

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