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【西武ライオンズ 今日の見どころ】ホークスとの直接対決 残り8試合でゲーム差7.5 きょう負ければCSは絶望的に

●8より減らない借金  縮まらない3位とのゲーム差

【20日◇ホークス‐ライオンズ18回戦(PayPayドーム)13:00】
5月4日に4位に転落してから、3ヶ月半に渡ってBクラスに沈み続けているライオンズ。7月9日の時点で最大14.5まで開いていた3位とのゲーム差は、ホークスの大型連敗もあったことで、一時は4.5まで縮めたものの、そこから先には、なかなか進めず。

3連勝スタートで期待を抱かせた8月だったが、きのう(19日)が終了した時点で、8勝8敗。借金も二桁の壁を越えそうで、越えることができていない。

ライオンズ 3位とのゲーム差
ライオンズ 8月戦績・借金・3位とのゲーム差

最低勝ち越しが必要だった今回の3位ホークスとの3連戦も、ノーヒットノーランに、1点差の逆転負けと、勝負弱さを露呈する形で連敗。ゲーム差は再び7.5に開いた。

ホークスとの直接対決が残り8試合となったことからすれば、きょうの試合に敗れてしまうと、わずかに残されていたクライマックス・シリーズ進出の可能性は、ほぼ消滅すると言えるだろう。

●松本航  24アウト中フライアウトが13だった前回登板

ライオンズ先発の松本航は、およそ1ヶ月ぶりの登板となった前回12日のマリーンズ戦で、8回1失点と好投。白星こそ付かなかったが、24アウトのうち、半分以上の13がフライアウト(ライナー含む)、三振が6つと、スピンの利いた真っ直ぐで押し込む、松本本来のスタイルを思い起こさせた。

はたして前回の姿が本物かどうか。真価の問われるきょうの試合だが、松本にとって、カギを握る存在が近藤健介だ。

以前にも紹介した(松本航 苦手にしている近藤健介を どう抑えるのかように、よほど苦手意識が強いのだろうか。近藤相手の被打率が4割近いだけでなく、通算52打席の3分の1近い、16もの四死球を与えており、ほとんど勝負ができていない。

松本航 対近藤健介 対戦成績

直近のホークス戦である6月30日の試合でも、3打席で2度近藤を歩かせて、そのうち1度が失点に結び付いている。

もちろん8月の月間打率がリーグ2位、本塁打と打点はリーグトップと、現在絶好調の近藤健介だけに、中途半端になるくらいなら、四球を選択したほうがベターなのだろうが、後続の打者に打たれていたのでは、元も子もない。

パ・リーグ 8月月間打率・本塁打・打点ランキング (19日まで)

12日の復帰戦でマスクをかぶった古市尊と、きょうもバッテリーを組むことが濃厚だが、余程しっかりとした意図と狙いを持った上で対処しなくては、再び近藤に痛い目に遭わされることになる。


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