【西武ライオンズ 今日の見どころ】増田通算150セーブに王手
●達成すれば、ライオンズで初めて
【29日◇バファローズ‐ライオンズ7回戦(京セラドーム大阪)18:00】
増田達至がプロ野球史上18人目の通算150セーブに王手をかけた。すでに豊田清(現投手コーチ)が持っていた、ライオンズの球団最多セーブ記録は更新。ライオンズ一筋での150セーブ到達は、増田が初めてになる(以下、記録はすべて2022年4月28日現在)。
ほかにも、増田はさまざまな球団記録を保持している。昨シーズン終了時点で、橋本武広と並んでいた通算救援登板数は、今シーズンの開幕2試合目に更新した。救援に限らない通算登板数でも、今シーズン中にライオンズ歴代トップ5入りすることが濃厚。
2015年にセットアッパーとしてマークした40ホールドは、いまなおライオンズのシーズン最多ホールドだ。現在通算97ホールドと、こちらも星野智樹の球団通算最多105ホールドに、手が届くところにある。
現状の起用法からすると、同点で延長戦が絡んだときでないと、増田にホールドが付くケースは考えにくいのだが、もし通算100ホールドに到達すると、増田は通算100セーブと100ホールドの両方を達成することになる。こちらは史上7人目の快記録となる。
過去には2018シーズン、そして昨シーズンのように、負傷や不調のため、抑えの座を明け渡したこともあった。が、そのたびに復調して、みずからのポジションを奪い返してみせた。いわゆる「勤続疲労」に陥り、その地位を手放していく抑え投手が多いなか、貴重な存在だ。
豊田清の持つシーズン38セーブの球団記録の更新、そして、入団以来まだ出場のない日本シリーズのマウンドで、増田が胴上げ投手になる瞬間を、ライオンズファンは待ち望んでいる。
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