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【西武ライオンズ 今日の見どころ】球団記録 4試合連続無失点に 隅田が挑む

●3試合連続無失点したシーズンはすべて優勝

【23日◇ライオンズ‐イーグルス4回戦(ベルーナドーム)14:00】
3連勝で、借金を1に減らしたライオンズ。今日勝てば、4月2日以来の勝率5割に復帰となる。

3試合連続無失点勝利は、球団史上4度目になるが、本拠地・所沢で記録したのは今回が初めてのこと。今日も無失点勝利して4試合連続となれば、29年ぶりの球団タイ記録となる。

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これまでの連続無失点を振り返ると、1956年は稲尾和久のルーキーイヤーで、この年からチームは三原脩監督のもと、3年連続日本一となる。いわゆる野武士軍団の黄金時代だ。1993年は鹿取義隆、潮崎哲也に、新人左腕の杉山賢人を加えた、いわゆる「サンフレッチェ」継投が話題になったシーズン。工藤公康が15勝をあげ、MVPに輝いている。

今回の記録は、過去3度の内容と比較しても、まったく引けを取っていない。ちなみに、1956年、1957年、1993年、いずれもライオンズはリーグ優勝している。

●ライオンズ新旧「背番号16」対決

この無失点リレーのバトンを受け継ぐのは、ルーキー隅田知一郎。プロ初登板初勝利をあげたあと、3試合勝利からは見放されているが、先発の役割は充分に果たしている。

イーグルスの先発は涌井秀章。キャッチャーは炭谷銀仁朗が濃厚だ。ライオンズ時代には、先発で83度に渡りバッテリーを組んできた両選手。このバッテリーが、最後に西武ドーム(当時)で勝利をあげたのは、2013年4月4日。昨シーズンの8月15日、8年ぶりにメットライフドーム(当時)で組んだときは、涌井が6失点と炎上、わずか2イニングで降板している。

入団1年目の2005年から、松坂大輔のMLB移籍で空いた18番を継承するまでの4年間、背番号16を着けた涌井と、今シーズンから16番を背負う隅田。この顔合わせは、ライオンズの新旧「背番号16」対決でもある。

所沢移転後、最初の背番号16は「オトマツ」こと松沼雅之。次の潮崎哲也がプロ1年目から引退するまでの15年間、16番を背負い続けた。その後、涌井秀章、石井一久、菊池雄星と引き継がれ、ここ2年間は、復帰の松坂大輔が着けていた。

ベルーナドームでは13 2/3イニング、まだ1点も取られていない隅田には、チームの無失点記録を伸ばしてもらい、ライオンズ新時代の背番号16をアピールして欲しい。


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