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【西武ライオンズ 今日の見どころ】1番定着外崎に 宮城攻略の突破口を期待

●5戦連続1番起用の外崎  5試合すべてで安打&得点  

【3日◇ライオンズ‐バファローズ17回戦(ベルーナドーム)18:00】
5連勝中だったバファローズに、2点を先制されながらの逆転勝ち。戦線復帰の栗山巧、金子侑司もそれぞれ持ち味を発揮して、「勝負の8月」を良い形でスタートできた。

なかでも5打席5出塁と、チームを牽引したのが外崎修汰だ。オールスター前7月24日のイーグルス戦から、5試合続けて打順1番に入ると、5試合すべてでヒットを放ち、この間の出塁率は.458。また11出塁して7度生還と、トップバッターとして申し分ない役割を果たしている。

7月31日の試合後、辻󠄀発彦監督が「今の状況ではこの打線の方がいいのかな」(西日本スポーツ  7月31日付)と話していたように、今シーズンも答えが見つからずにきた「1番打者」問題に、ひとまずの回答が出たと言えそうだ。

今シーズンのライオンズで、1番打者に起用された選手は13人。これは2000年の12人を抜いて、球団史上最多の人数になる。

今シーズンライオンズ 1番打者成績

この13選手のなかで、外崎の9試合9得点は傑出している。もちろんいくら塁に出ようと、還す側が機能しなければ、得点は伸びないが、現状は外崎をチャンスメイカーにまわしても事足りるくらい、ポイントゲッターの打者たちが充実してきていることの表れと言えそうだ。

バファローズ先発の宮城大弥には、昨シーズン6戦6敗と完全にカモにされたが、今シーズンは開幕2戦目で勝利すると、続く7月5日の対戦でも9安打を浴びせるなど、苦手意識はすっかり払拭できた様子だ。

宮城の左右打者別の成績を見ると、昨シーズンは被打率.212と抑え込んでいた右バッターに、今シーズンは.297と打ち込まれている。

宮城大弥   21、22シーズン左右打者別被打率

きのうの試合は、1回裏山本由伸の初球を捉えた外崎の二塁打が「今日は行けるぞ」といった雰囲気をつくり出した。きょうも右打者である外崎には、いきなり宮城の出鼻を挫くような一撃で、チームの士気を高めて欲しい。

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