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【西武ライオンズ 今日の見どころ】きょう敗れると NPBワースト記録更新&球団53年ぶりの借金35 

● マリーンズ戦だと被打率.275 防御率4.45になる投手陣

【1日◇マリーンズ-ライオンズ14回戦(ZOZOマリン)18:00】
ついに千葉ロッテマリーンズ戦の連敗が13に伸び、1965年にサンケイスワローズが中日ドラゴンズ相手に喫した13連敗と並ぶ、開幕からの同一カード連敗タイ記録となった。それと同時に、4年連続となるマリーズン相手のシーズン負け越しも、あっさり決まってしまった。

きょうも敗れて14連敗になると、プロ野球ワースト記録の更新。西鉄時代の1971年以来、球団53年ぶりの借金35となる。

ここまでの13試合で、ライオンズの投手陣はマリーンズ打線に対して、被打率.275、被本塁打11、失点67、防御率4.45と、完全に吞み込まれている。

対戦成績4勝13敗と、やはりすでに負け越しが決まっている福岡ソフトバンクホークス相手の防御率は3.18と、投手陣は健闘しているだけに、このマリーンズ相手の打たれっぷりは、度を超えている。

●ポランコ3連戦5発なら落合以来 球団39年ぶり

特に今回の対戦では、ポランコ、ソトの両外国籍選手が2試合連続のアベックアーチ。ふたり合わせて6本塁打、7打点と、好き放題にやられている。

NPB史上3試合で計6本塁打した打者が7人(8度)いるのだが、同一カード3連戦に限ると、合計5本塁打が最多になる。

マリーンズの打者では、オリオンズ時代の1985年に落合博満が、8月27~29日の近鉄バファローズ3連戦で、2本、2本、1本と、合計5本の固め打ちをしている。もしポランコがきょうも本塁打を打つようなら、球団39年ぶりの同一カード3連戦5本塁打となる。

また、ポランコ、ソトはこの2試合続けてアベック本塁打中。アベック本塁打の最長記録は、1987年9月に阪急ブレーブスの石嶺和彦とブーマーが記録した4試合連続だ。

マリーンズでは、3試合連続が最長で、きょうも両外国籍選手がそろってホームランを打つと、やはりオリオンズ時代の69年9月19~21日に、醍醐猛夫とアルトマンのふたりが打って以来、球団55年ぶりの3試合連続アベックアーチとなる。

●ブランク明けの佐々木朗希 マリンではライオンズ戦3勝0敗

千葉ロッテマリーンズは、右上肢のコンディション不良で戦列を離れていた佐々木朗希が、6月8日以来の先発。ライオンズ戦は今シーズン初登板となる。

小島和哉、西野勇士ら、ライオンズを得意にしているピッチャーがほかにいるからなのか、佐々木のライオンズ戦の登板はひじょうに少なく、今回が通算6試合目。

対戦成績はライオンズからみて1勝3敗なのだが、この1勝は昨年9月にベルーナドームであげたもの。ZOZOマリンでの対戦では佐々木朗希の前に、現在16イニング無得点、防御率0.96、奪三振率12.21と、完璧に抑え込まれている。

ブランク明けのため、吉井理人監督によれば、球数も70~80球と制限を設けての投球になるようだが、いまのライオンズのチーム状況を考えると、佐々木朗希の自滅を祈るしかなさそうだ。


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