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【西武ライオンズ 今日の見どころ】4カード連続 1勝2敗のバファローズ戦 11度目にして神戸で初の光成対由伸

●球宴前の借金16は、埼玉移転1年目の1979年以来

【6日◇バファローズ‐ライオンズ13回戦(ほっともっと神戸)17:00】
交流戦での7連敗の記憶がまだ鮮明なうちに、今シーズン2度目の6連敗。開幕75試合目で、借金は今シーズン最大の16となった。

ライオンズの借金16は、最大21を数えた2016年以来になるが、7年前に初めて借金16に達したのは、オールスター明けの7月26日。開幕92試合目だった。

オールスター前に借金16に達したのは、開幕12連敗で始まった埼玉移転1年目の1979年以来、44年ぶりのこと。ただ、このときのパ・リーグは前・後期2シーズン制だったため、シーズン半分の65試合を終えたところで、順位はリセットされた。

1シーズン制で、オールスター前に16もの借金を抱えたのは、西鉄ライオンズ最後のシーズンだった1972年以来になる。いずれにせよ今シーズンの成績低迷は、本拠地を埼玉に移転してからのワーストレベルにある。

●バファローズ戦 開幕4カード連続負け越し中

3強3弱のパ・リーグのなか、3強のホークス、マリーンズ相手に、現状通りの3連戦3連敗。きょうから球場が神戸、京セラ、京セラで、相手はバファローズ、バファローズ、ホークスの変則日程となるが、Aクラスのチームとの対戦が続いていく。

今シーズンのバファローズ戦は、4度の3連戦すべてを1勝2敗で負け越している。今回バファローズとは2連戦になるが、ここでも2連敗か1分1敗で、5カード連続でバファローズに負け越すことになると、シーズン途中に15連敗して5勝21敗と大きく負け越した1995年以来、こちらは26年ぶりとなる(当時はオリックス・ブルーウェーブ)。

バファローズ戦 連続カード負け越し

●11度目の光成 対 由伸  神戸では初対戦

2連戦なので、初戦に勝利できれば、最低限負け越しはなくなるのだが、相手の先発は山本由伸。髙橋光成との投げ合いは、今シーズンだけで3度目、通算11度目となる。

すでによく知られるところとなったが、両者の直接対決は髙橋の5勝2敗(山本は2勝3敗)。山本と投げ合って、5勝以上あげている投手は、髙橋光成ひとりだけ。今シーズンも4月に1度、髙橋が投げ勝っている。

また昨シーズンまで、ほぼ完璧に抑え込まれていた山本由伸に対して、今シーズンは対戦打率.321と、攻略の手掛かりをつかみ始めている。そのあたりに少ない希望を見出したい。

ライオンズ 対山本由伸 対戦成績(※得点×9÷対戦イニング数)

ライオンズがほっともっと神戸で試合を行うのは、意外にも4年ぶり。髙橋と山本が、ほっともっと神戸で投げ合うのは、11度目にして今回が初めて。と言うより、髙橋光成がほっともっと神戸のマウンドにあがること自体、プロ9年目で初めてになる。

オリックス・ブルーウェーブと近鉄バファローズが合併して、ほっともっと神戸を準本拠地のような形で使用することになった2005年以降、ライオンズはこの球場で通算33勝23敗と、大きく勝ち越している。

天気予報は微妙だが、久しぶりの球場で気分一新、チームの風向きが変わればいいのだが…。

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