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【西武ライオンズ 今日の見どころ】急停車の9月 得点圏打率は.147 ZOZOマリンでは今シーズン2勝9敗

●優勝遠のく9月  投打に月別成績ワースト

【15日◇マリーンズ‐ライオンズ25回戦(ZOZOマリン)18:00】
最悪のシナリオが現実になったホークスとの3連敗。首位とのゲーム差が3まで開いたのは、7月8日以来となる。言わば、2ヶ月がかりで積み上げてきたものを、この2週間で一気に吐き出してしまったようなものだ。

ライオンズの残り試合10に対して、ホークスは15試合。直接対決はあと2試合。さらにバファローズの存在などを冷静に判断すれば、3年ぶりのリーグ優勝はかなり遠のいた。
 
9月のチーム防御率が4.17、チーム打率.190、平均得点1.82と、すべてが月間別で今シーズンワースト。ホークス3連戦の2、3戦目で、得点圏にランナーが進んだイニングが18回中9度あったが、得点は栗山巧のタイムリーによる1点だけで、合計13残塁。9月の得点圏打率は.147と、予想だにできなかった急停車ぶりだ。

ライオンズ 月別成績

きょうは福岡からの当日移動で、今シーズン2勝9敗と最も苦手にしているZOZOマリンでのビジターゲーム。マリーンズ先発の美馬学は現在14イニング連続無失点で3連勝中と、悪い材料を挙げるとキリがない。

マリーンズには、荻野貴司、高部瑛斗の1、2番コンビや、安田尚憲、佐藤都志也、岡大海と、ライオンズ戦を得意としている打者が数多くいる。打率こそ高くないが、決勝打を3度打っている中村奨吾にも要警戒だ。

マリーンズ打者 ライオンズ戦成績(10打席以上)

●対美馬 2勝0敗 山川はマリーンズ戦で8本塁打

数少ない好材料を探すと、美馬とは今シーズン3試合対戦して、結果はライオンズの2勝0敗。また、今シーズン39本塁打している山川穂高が、イーグルスと並んで最も多い、8本のホームランを打っている相手がマリーンズだ。

山川穂高 チーム別本塁打数

前回2週間ぶりに先発復帰した平井克典は打線の援護に恵まれず、バファローズ相手に負け投手になったものの、7回途中まで中川圭太にソロ本塁打を打たれただけの1安打ピッチング。自分の役割を充分に果たしてくれていた。

美馬とは今シーズン8月24日に1度、先発で投げ合っている。このときは平井が4回2失点、美馬が5回1失点で降板。試合はリリーフ勝負となり、どちらの先発投手にも勝ち負けがつかなかった。

8月24日 平井克典・美馬学 投球内容

こういう状況だからこそ、まずは眼の前に与えられた自分の役割をしっかり果たすことだけ。ここからズルズルと、負け獅子になったまま終わるわけにはいかない。

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