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【西武ライオンズ 今日の見どころ】負ければ最下位転落 零封負けなら球団ワーストタイ記録

●ここ3試合でソロ本塁打による1得点のみ

【25日◇ライオンズ‐ファイターズ18回戦(ベルーナ)18:00】
首位を快走するバファローズ投手陣の前に、為す術なく2試合連続無得点。3連戦で奪った得点は、西川愛也のソロ本塁打による1点だけで、19イニング連続無得点。30イニングタイムリーなし。

18日にホークスの石川柊太にノーヒットノーランされた試合から、ヒットの数は0、5、17、3、7、4。これでは20日のオールシングルの17安打、9打数連続安打は「まぐれ当たり」だったと言われても仕方がない。

3位ホークスの背中に近づくことができないばかりか、気がつけば6位ファイターズとのゲーム差が0.5に縮まっていた。

ライオンズ・ファイターズ 8月勝敗とゲーム差

両チームの今月の成績を比較しても、攻撃面に関する数字は、すべてファイターズのほうが上回っている。1試合あたりの平均得点は、ライオンズの3.0点に対して、ファイターズが4.5点。1.5倍の開きがある。

ライオンズ・ファイターズ 8月チーム成績

イーグルス相手に打ち勝って連勝。1日移動日を挟んで、意気揚々と所沢に乗り込んでくるファイターズと、バファローズに3タテをくらったばかりのライオンズ。どちらの士気が高いかは明らかだ。

●ベルーナドームを得意にしている上沢直之

ファイターズ先発の上沢直之は、ライオンズ相手に通算12勝8敗と勝ち越しており、しかもベルーナドームでの対戦に限ると5勝2敗。ライオンズ戦の勝ち越しの大半を、ビジターでつくっている。

ベルーナドームでは昨年8月30日に敗れたのが、じつに6年ぶりの敗戦で、それまで5連勝していたのだ。

今シーズンも7月15日の登板では、勝ち負けこそ付かなかったものの、8回を4安打無失点にライオンズ打線を抑え込んでいる。ライオンズにとっては、きょうも1点が遠い試合になりそうだ。

●3試合連続シャットアウト負けなら14年ぶり4度目

もし、きょうも点が獲れずに、3試合連続のシャットアウト負けとなると、1964年8月、70年6月、そして2009年8月に続く、14年ぶり4度目の球団ワーストタイ記録となってしまう。

ライオンズ 連続シャットアウト負け

じつは今年の5月にも、4日、5日と連続シャットアウト負けを喫して、3試合連続になる可能性があったのだが、このときは次の試合で敗れはしたが3得点して、なんとか不名誉な記録に並ばずに済んだ。

蒼空ユニフォームで戦ってきた「ライオンズフェスティバルズ2023」は、この3連戦が最後になる。きょう敗れれば、7月15日以来の最下位に転落することになる。エンディングをそんな形で締め括るのは、あまりに情けない。


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