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【西武ライオンズ 今日の見どころ】きょう敗れると 53年ぶり球団ワーストタイのシーズン84敗に

●最多借金、最低勝率…など 球団ワースト記録更新の可能性

【11日◇ファイターズ-ライオンズ22回戦(エスコン)18:00】
シーズンはまだ18試合あるにも関わらず、3年ぶりとなるパ・リーグ最下位が、早々と決定した。数週間前まで取り沙汰されていた、シーズン100敗こそ回避できそうだが、依然としてさまざまな球団ワースト記録を更新する可能性が残っている。

きのう(10日)の試合を終えた時点で、チームは40勝83敗2分、勝率.325。もし、きょうも敗れると、西鉄時代の1971年に記録した、球団のシーズン最多敗戦84敗に並ぶことになる。今週中にも、この記録は塗り替えることになりそうだ。

この71年には、ライオンズ史上最も多くの借金も記録しており、開幕から127試合目の阪急ブレーブス戦に敗れて、借金は46まで膨らんだ。結局その後の3試合を1勝1敗1分でシーズンを終えたため、最終成績は38勝84敗8分の借金46、勝率.311だった。

現在の借金が43だから、残り18試合を7勝11敗以下に終わると、球団史上最多の借金を抱えて、シーズンを終えることになる。

また、この71年の勝率.311も球団ワースト記録なのだが、こちらは残り試合が3勝15敗以下だと、この球団史上最低勝率を更新してしまう。

このほかにも、球団史上最少チーム得点、最低チーム打率、最少チーム本塁打、最多シャットアウト負け、最多サヨナラ負けなど、さまざまな項目で、球団ワースト記録を更新する可能性がある。

●対バーヘイゲン 12イニングで打ったヒット3本だけ

きょうの北海道日本ハムファイターズ先発のバーヘイゲンとは、今シーズン3度目の対戦になるのだが、過去2試合の合計12イニングで、奪った得点は外崎修汰のソロ本塁打による1点だけ。ライオンズの打者が打ったヒットは、たったの3本なのだ。

しかも、8月10日の試合では、15アウトのうち内野ゴロによるアウトが9。続く8月31日の試合でも、21アウト中ゴロアウトが14と、同じように打たされて、同じような凡打をくり返した。

選手の力不足、技術不足はもちろんのこと、スコアラーやコーチといったスタッフを含めた、チーム全体による工夫や対策が、何ひとつ感じられない結果に終わっている。

きょうも、いたずらにゴロを打ち続けるようでは、あまりに無策だ。残り18試合。問われるのは、プロとしての「あり方」だ。


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