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【西武ライオンズ 今日の見どころ】最近10試合で11失策 6年ぶりのシーズン100失策も⁉

●失点と自責点の差は リーグ最多の46点

【21日◇マリーンズ‐ライオンズ16回戦(ZOZOマリン)18:00】
守備の乱れが失点に結びつき、7月2~3日以来、今月2度目の連敗。連続のカード勝ち越しも、4で止まってしまった。

新型コロナウィルスの影響によって欠場中の、源田壮亮や滝澤夏央の不在を理由にはしたくないが、つい先日、12日のマリーンズ戦でも1試合4失策を犯したばかり。最近10試合で11失策と、しばらく鳴りを潜めていたミスの連鎖が再発している。

チーム61失策はリーグワーストで、セのジャイアンツと並ぶ12球団ワースト・タイ。 チームの総失点と自責点の差は、パ・リーグで最も多い46点にのぼっている。

パ・リーグ チーム別失策数
パ・リーグ チーム別 失点-自責点差

失点自体がリーグ最少。エラー絡みの失点が多いことが理由で防御率が低いワケではなく、好調の投手陣の評価に揺らぎはないのだが、自責点にならない失点が多いのは、優勝を目指そうとするチームにしては、ひじょうに心許ない。

●いまのペースだと シーズン98失策に

ライオンズのシーズン最多失策は、球団創設1年目である1950年の 202。ただ、当時のプロ野球で使われていたボールやグラブ、グラウンドの質やナイター照明の明るさといった諸条件が違い過ぎるため、あまり比較にはならないだろう。
 
本拠地を所沢に移転してからだと、移転1年目である1979年の132失策が球団ワースト。ほかにシーズン100失策を超えたことは、1980年(106失策)、2012年(101失策)、2016年(101失策)の3度しかない。

ライオンズ 所沢移転後 シーズン失策数ワースト5

 現在89試合を消化して61失策、このままのペースだと年間では98失策になる計算だ。6年ぶり、所沢移転後5度目となる100失策に届きかねない。
 
 1位から5位までのゲーム差が、わずか3.5。首位とゲーム差なしと言えども、ちょっと連敗をしようものなら、一気にBクラスへと転落する。
 
きょうの先発は、ライオンズ今井達也、マリーンズが二木康太と、ちょうど1週間前のベルーナドームと同じ顔合わせ。そのときは2対1でライオンズが勝利したものの、二木から打ったヒットはシングル5本だけ。打ち崩すところまではいかなかった。
 
イージーミスやボーンヘッドによる失点から、今シーズン3度目の同一カード3連敗を招くような真似は、絶対に避けなくてはならない。


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