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【西武ライオンズ 今日の見どころ】同じチームに2年連続8連敗すると ライオンズ史上73年ぶり2度目  

●7連敗中のマリーンズ戦 昨シーズンも8連敗

【22日◇ライオンズ‐マリーンズ8回戦(ベルーナ)18:00】
今シーズン2点以上リードを奪われた状態から、1度も逆転したことのないチームにとって、初回の5失点はあまりに重過ぎた。

そのままワンサイドゲームで終わらせず、相手の勝ちパターンのリリーフ投手をマウンドに引っ張り出した点で、無抵抗な敗戦ではなかったものの、きのう(21日)で千葉ロッテマリーンズ戦は、開幕から7連敗となった。マリーンズ相手には、昨シーズンも4月26日から7月6日にかけて、8連敗をしたばかりだ。

ライオンズはこれまでに、同一カードでシーズン8連敗以上をしたことが、全部で15回ある。そのうち2年続けて同じチームに8連敗以上をしたケースは、球団創設1年目の1950年に南海ホークス相手に8連敗、翌51年に10連敗をした1度しかない。

もし、きょうの試合にも敗れ、2年続けてマリーンズ戦8連敗となってしまうと、球団史上73年ぶり2度目のことになる。

●5試合勝利なしの隅田  最近3試合続けて初回に失点

チーム自体が6連敗中のなか、ローテーションの順番だと、髙橋光成も考えられたが、中6日で隅田知一郎の先発となった。

開幕2連勝で今シーズンをスタートした隅田だったが、3試合目の登板となった4月13日の福岡ソフトバンクホークス戦に敗れると、そこから3連敗。なかには打線の援護に恵まれなかった試合もあったものの、最近は7回途中4失点、4回途中6失点と、内容も悪化しており、登板5試合続けて勝ちがない。

特に4月28日のホークス戦以降、現在3試合続けて初回に失点と、隅田は立ち上がりに課題を抱えている。今シーズン先発した7試合のうち、4試合で初回に失点しており、その試合でチームはすべて敗れている。

すでに何度か紹介したが、今シーズンのライオンズは逆転勝利が3試合しかなく、相手に先制を許した試合は、ここまで2勝22敗。そのうち初回に先制点を与えた試合は1勝9敗。勝利したのは、5月4日のホークス戦1試合だけしかない。

よくテレビやラジオの野球中継では、初回に先制をされても、視聴者の関心をつなぎ止めようと「まだ反撃の機会は9イニングありますから」といったお決まりの言い回しが使われるが、今シーズンのライオンズは、初回に先制された時点で、ほぼ試合終了。2点以上を失ったら、100%の確率で敗北確定なのだ。

マリーンズ先発の種市篤暉は、20年7月11日から現在ライオンズ戦4連勝中。きのう先発した西野勇士と同じように、ライオンズ相手には18年9月9日を最後に、5年以上負けていない。 

もし隅田がきょうも続けて、立ち上がりに失点するようだと、2年連続のマリーンズ戦8連敗と、今シーズン2度目の7連敗が、きわめて濃厚となる。



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