【西武ライオンズ 今日の見どころ】去年は雨で中止の宮崎で 19年ぶり勝利なるか

●宮崎でライオンズの1軍公式戦は2008年以来

【ホークス‐ライオンズ1回戦（サンマリンスタジアム宮崎）13:00】
きょうから宮崎、北九州と、ホークス相手の地方球場2連戦。ライオンズがひなたサンマリンスタジアム宮崎で公式戦を戦うのは、2008年以来15年ぶりになる。

同球場では昨シーズンも5月10日に、ホークス戦が予定されていたのだが、試合開始の直前になって強い雨に見舞われ、やむなく中止になった経緯がある。

昨シーズンの原稿（18年ぶりの宮崎勝利に 新人左腕が挑む）でも紹介したが、ライオンズがこの球場で1軍公式戦を戦ったのは、2004年5月12日、2008年5月13日の2試合だけで、戦績は1勝1敗。現役選手でプレーしていたのは、中村剛也と栗山巧のふたりだけだ。

ライオンズ　サンマリンスタジアム宮崎での公式戦

ただ、日本代表の山川穂高と源田壮亮、そしてサポートメンバーだった西川愛也は、今年2月のWBC壮行試合で、サンマリンスタジアム宮崎でプレーしたばかり。山川にとっては、まだ新鮮な記憶が残っているのではないだろうか。

●開幕5試合目以内にシーズン1号を打ってきた山川

WBC参加選手では、スワローズの村上宗隆と山田哲人、ホークス近藤健介。そしてMLB組の大谷翔平、吉田正尚に、すでにホームランが出ている。

これまで山川のシーズン1号本塁打のほとんどが、出場試合で開幕5試合目以内、その年の初打席から20打席以内に生まれている。シーズンが開幕した直後、本来この時期に強いのが、山川なのだ。

山川穂高 シーズン1号本塁打までにかかった打席数・試合数

今週5日のイーグルス戦で今シーズン初の猛打賞、翌6日には今シーズン初打点となる適時二塁打と、徐々に結果が出始めている。柵越えが出る日も近いだろう。

きょう勝てば、ライオンズは今シーズン初の貯金。宮崎で19年ぶりの勝利となる。ぜひ山川には、昨シーズンの雨天中止で残念な思いをした宮崎のライオンズファンに、生の‘どすこい’を披露してもらいたい。