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【西武ライオンズ 今日の見どころ】18年ぶりの宮崎勝利に 新人左腕が挑む

●18年前も新人左腕が勝利した宮崎での公式戦

【10日◇ホークス‐ライオンズ7回戦(宮崎)18:00】
ひなたサンマリンスタジアム宮崎でのビジターゲーム。キャンプ地の南郷と同じ宮崎県内で馴染はあるが、ライオンズがこの球場で1軍公式戦を戦うのは、今回が3度目となる。

最初の試合は2004年。ダイエー時代のホークスを相手に、5回表から球団タイ記録となる5イニング連続本塁打、計17安打の猛攻で13対3と圧勝。先発したルーキー左腕の山崎敏(現・球団打撃投手兼スコアラー)が6イニングを2失点に抑え、記念すべきプロ初勝利をあげている。

続いてが2008年、石井一久、和田毅の両サウスポーが先発した試合は、互いの打線が10安打ずつを放ったが、試合中盤から失点を重ねたライオンズが逆転負け。戦績は1勝1敗となっている。ライオンズにとっては、このとき以来14年ぶりのサンマリン宮崎での公式戦になる。

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ライオンズの現役選手で、この球場でプレーしたことがあるのは、中村剛也と栗山巧の21年目コンビだけだ。

2008年の試合で、2番レフトで出場した栗山が2打数0安打、6番サードの中村が3打数1安打だったが、ふたり揃って犠牲フライで、この試合のライオンズの全得点をあげていた。じつは、この試合の2日前のバファローズ戦で、中村は顔面に死球を受け、左ほほ骨を骨折した状態での出場だった。

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首脳陣では、佐藤友亮外野守備・走塁コーチが2004年の試合に出場して、9回表に代打でタイムリー。2008年に高山久打撃コーチが7番DHで、3打数2安打している。

●長崎出身隅田が、九州初登板

ライオンズの先発は、中9日の隅田知一郎。長崎で生まれ育ち、福岡の西日本工大を卒業した隅田にとって、プロ入り後初めての九州での登板となる。

ホークスとは4月9日以来の対戦。このときは6 2/3イニングを無失点に抑えながら、打線の援護に恵まれなかった(結果は0対0で12回引き分け)。

ただ、このときのライオンズ打線は山川穂高が欠場中だった。いまはチーム状況がだいぶ異なる。対するホークスも6連勝中と好調なだけに、隅田には「1点もやれない」ではなく「多少の失点なら今回は打線がカバーしてくれる」くらいの気持ちのほうが、良い結果を招くかもしれない。

ホークス、イーグルス、ホークスと続く、上位勢との直接対決7連戦の緒戦。2004年以来18年ぶりとなるサンマリン宮崎での勝利を、18年前と同様に、新人サウスポーがもたらしてくれることを期待したい。

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