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【西武ライオンズ 今日の見どころ】110失策ペースのなか 源田を欠くことに

●昨シーズンは源田の抹消中に失策増加

【8日◇ライオンズ‐ファイターズ8回戦(ベルーナドーム)13:00】
5月6日の試合で自打球が直撃。右足舟状骨(しゅうじょうこつ)骨挫傷のため、源田壮亮の出場選手登録が抹消となった。昨シーズン、特例2021による抹消はあったが、負傷による戦線離脱は入団6年目で初めてになる。

昨シーズンの源田が抹消されていた約3週間には、山田遥楓が16試合、熊代聖人が1試合スタメンに入り、ショートを守った。その間チームは7勝7敗3分と星勘定は五分だったが、17試合で12失策(1試合平均0.71)を犯していた。昨シーズンは143試合でチーム失策が65(1試合平均0.45)だったことを考えると、守備の要を失った影響は小さくなかった。

今回のファイターズ戦2試合で5失策しているように、今シーズンのライオンズは35試合を消化して27失策(1試合平均0.77)と、現時点でさえ守備の綻びが、かなり目につく。シーズン143試合に換算すると、110失策にのぼるペースだ。

ライオンズのシーズンワースト失策数は、西鉄クリッパーズ時代の1950年に記録した202だが、土の平和台球場から人工芝の西武ライオンズ球場(現ベルーナドーム)に本拠地を移してからは、1979年の132が最多。110失策は、これに次ぐ数になってしまう。

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前日(7日)はドラフト6位ルーキー中山誠吾をショートのスタメンに大抜擢したが、逆転負けのキッカケとなる手痛いエラーをしてしまった。キャプテン源田がしばらく不在となる以上、守備の際にはより一層の注意力が求められる。

●エンスの相棒は牧野、柘植、古賀?

ショートだけでなく、守備に関してはキャッチャーにも注目したい。先発エンスはここまで牧野翔矢と3試合、柘植世那と1試合バッテリーを組んできた。来日初登板初勝利した4月10日ホークス戦と、7回1失点と好投した前回登板のバファローズ戦は、牧野がマスクをかぶっていた。

ただ、ファイターズ先発の杉浦稔大には昨シーズン、対戦防御率0.82と苦しめられており、柘植のバッティングも捨て難い。またエンスがイースタンで登板した2試合は、いずれも古賀悠斗とのバッテリーで無失点に抑えていた。場数では、古賀も劣っていない。はたして誰を選択するのか。

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ゴールデンウィークホーム6連戦は、5試合を消化して3勝2敗。今日の試合によって、勝ち越しか、勝率5割かが決まる。借金生活に戻らないためにも、勝利で締め括りたい。

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