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【西武ライオンズ 今日の見どころ】武内夏暉 レオ新人10人目の初登板初勝利なるか

●武内 24年新人投手一番乗りで勝利するチャンス

【3日◇ライオンズ‐バファローズ2回戦(ベルーナドーム)18:00】
注目のドラフト1位サウスポー、武内夏暉がプロ初登板初先発。ライオンズのルーキーで、初登板の試合で初勝利した投手は、これまでに9人いる。一昨年に初登板初勝利した隅田知一郎、佐藤隼輔の記憶は、まだまだ新しいところだ。

ライオンズ新人投手 プロ初登板初勝利

同じ大卒サウスポーだった隅田、佐藤のプロ1年目と、今年の武内のオープン戦の成績を比較すると、数字ではふたりを上回っている要素もある。武内も初登板初勝利をあげる可能性は充分だ。

プロ1年目 オープン戦成績

東都大学リーグで鎬を削った西舘勇陽(中央大-読売ジャイアンツ)がひと足早く1軍デビュー。初登板初ホールドをあげているが、勝利をあげたルーキーはセ・パを通して、まだいない。武内にとっては、2024年のルーキー一番乗りでの勝利投手になるチャンスだ。

●苦しめられた山下舜平大を唯一攻略していた外崎

ただ、その武内の前に立ちはだかるのが、同じ福岡県出身で年齢では1歳下の山下舜平大だ。1年前の開幕戦でライオンズ相手に1軍デビューした山下は、その試合でこそ勝ち負けつかなかったものの、2度目の対戦からはライオンズ戦に3戦3勝。エンス、隅田知一郎、今井達也との投げ合いを、ことごとく制してみせた。

23シーズン 山下舜平大 ライオンズ戦投球成績

対戦防御率0.69と、山下にほぼ完璧に抑え込まれたライオンズ打線にあって、11打数5安打と唯一気を吐いたのが外崎修汰だ。昨シーズン山下からヒットを5本打ったバッターは、全球団のなかで外崎しかいない。

23シーズン ライオンズ打者 対山下舜平大 打撃成績

きのう(2日)のバファローズ戦で、開幕戦からの連続打点は3試合でストップしたものの、連続安打のほうは継続している。開幕戦から4試合続けてヒットを打ったのは、プロ10年目で初めてだ。

好調の外崎を先頭に、山下舜平大のライオンズ戦の連勝をストップ。武内夏暉に初勝利をプレゼントして、昨シーズン8勝17敗と大きく負け越したバファローズとの、今シーズン最初の3連戦で勝ち越してみせる—。これがライオンズファンにとって、ベストなシナリオになる。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                   

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