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【西武ライオンズ 今日の見どころ】源田 中西太と並ぶ 7年連続100安打まで 残り5本

●プロ1年目からの7年連続100安打なら球団4位タイ

【25日◇バファローズ‐ライオンズ24回戦(京セラ)18:00】
135試合を消化して、借金が10。シーズン残り8試合を全勝しても、勝率5割には届かなくなり、今シーズンの負け越しが決定した。それでも選手それぞれの目標や記録に向けた戦いは続いていく。

きのう(24日)1回表の第1打席に、山本由伸から打ったヒットで、源田壮亮の今シーズンの安打が95本となった。源田はプロ入団1年目だった2017年から昨シーズンまで、6年連続でシーズン100安打を続けている。

ライオンズでこれまでに、入団1年目から最も長くシーズン100安打を続けたのが石毛宏典。ルーキーイヤーの1981年からダイエーホークスにFA移籍するまで、ライオンズに在籍した14年間すべて100本以上のヒットを打ち続けた。石毛の14年連続は、“プロ1年目から”の限定を外しても、球団の最長記録になっている。

この石毛の記録に続くのが、豊田泰光の10年連続、清原和博の9年、そして中西太の7年になる(プロ野球記録は、張本勲の20年連続)。

ライオンズ プロ1年目からの連続シーズン100安打

石毛、豊田、清原、中西と、いずれ劣らぬビッグネームが顔を揃えるなか、源田がシーズン残り8試合で5安打以上して、1年目から続くシーズン100安打を7年に伸ばせば、背番号6の大先輩である中西太と並ぶ、ライオンズ歴代4位タイとなるのだ。

WBCでのケガの影響で、源田の今シーズン初出場は5月26日。チーム開幕44試合目のことだった。そうしたハンデがあったなかでの100安打となれば、また違った価値がある。

しかも初出場してからは、全試合でスタメン出場を続けている。残り8試合すべてに出場すれば、出場試合数もちょうど100になる。

こういった1年目からの連続記録は、一度途切れた時点で終了。再挑戦ができないだけに、首脳陣にも多少なりとも記録の継続を意識して、うまく起用してもらいたい。

●課題だった得点圏打率が大幅アップ

今シーズンの源田は、ここ数年の自身の課題にあげていた得点圏打率が、昨シーズンの.194から.342と、大幅にアップしている。チーム得点圏打率が.222と低迷。塁上に走者は置いても点が獲れずに、再三苦しんできたなかにあって、源田の得点圏打率はチームトップとなっている。

源田壮亮 得点圏打率

きょうの先発は8月6日以来、今シーズン4試合目の1軍登板となる宮川哲だ。できるだけ早い段階で先制して、少しでも気持ちに余裕ができた状態でマウンドに向かわせたい。

相手の先発も、まだプロ初勝利のないルーキーの曽谷龍平だが、今月5日の初対戦でライオンズ打線は、5回1安打無得点と完全に抑え込まれている。

なんとか源田には、突破口をひらくバッティング、もしくは、チャンスでの1本で、シーズン100安打に近づいてもらいたい。

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