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【楽しく始めるFUSION360基本とコツ-講座解説】

6-1 ロフトを使ったモデリング (カヌーパドル)

ロフト

ロフトはプロファイルとプロファイルをつないで形状を作ります。
押し出しやスイープのオプションでも、いろいろな形状が作成可能です。
どの機能でモデリングするのか選択は戸惑いますね。
先ずコマンドそれぞれの基本機能を知ることから始めましょう。

ロフトはシンプルにプロファイルとプロファイルをつなぐ機能になります。プロファイルを形状が変化するポイントに作図、配置します。
そのため作図平面をオフセット平面などで移動させて、プロファイルを書く作業が必要となります。

今回は全体の作図をしてから、プロファイルの形状や作成位置を決定しています。
平面の図形を回転したり押し出してプロファイルとしています。
円は断面をそのまま回転していますが、長方形は拘束がついてしまうのでスケッチの回転に手間がかかります。
サーフェイスの押し出しでもいいのですが、ここでは押出の薄い押し出しを使用しています。
薄い押し出しはプロファイルが必要ではなく、線の状態で押し出し可能です。
押し出したソリッド形状の面をプロファイル代わりにロフトで選択できます。

ロフトの選択は端から順番に選択します。
順番に選ばないとエラーになります。
3つプロファイルがある場合、2つ選択して形状作成しロフトを終わらしてから、2つ目と3つ目を再度ロフトする場合と、3つ一度にプロファイルを作成するのとでは形が変わります。
プロファイルの位置での形状は守るのですがプロファイルの間の形状に違いが出ます。
真ん中のプロファイルをなだらかに通過させるのか、真ん中のプロファイルから折り目のように形状を継ぎ足すのかの違いです。
ケースによって連続させるか、区切ってつくるか選択してください。

フィレットのエラー


フィレットはエラーが良く出ます。
厚みが足りない場合やコーナー部の処理で無理な要求がある場合にエラーとなります。
アールを付けたい箇所に細かな段差があるなど、きれいに繋がっていない場合もエラーが出ます。
ラインをきれいに修正したり、アールを小さくする。コーナーに予めアールをつけると改善する場合があります。


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