いい経験。

漫才ってやっぱりいいなあ。
こんなに悔しい思いができるのは、漫才だけだから。

大阪のお笑いのレベルの高さを、吉本のお笑いのレベルの高さを初めて目の当たりにした。衝撃だった。

今回、大阪の伝統ある若手賞レース、「今宮戎マンザイ新人コンクール」に出場してきた。東京で活動する僕たちにとって、初めて立つ関西の舞台。出場組数は250組超。そのうち28組が二次予選に進出。昨日開催された一次予選をなんとか通過することができて、今日はその二次予選。

結果はボロ負け。まったくと言っていいほど歯が立たなかった。

悔しくて悔しくて悔しくて悔しくて。これでもかってほどに悔しくて。負けたことが悔しかったのかな。なんかちょっと違うな。きっと、自分たちがどれだけまだまだかって、ちゃんと目の当たりにしたからだ。

帰り道、悠也くんと話した。おもしろくなろなって。漫才がんばろなって。あいつは頷いてた。こういう時、どっちかというと彼の方が冷静。僕は、なんばのど真ん中で恥ずかしげもなく、もっとおもろなりたいねん!!!と叫んだ。


今だって恥ずかしげもなくここにそんなこと書いて。明日の朝見返した時を想像すると怖いなあ。でもこの気持ちは忘れてはいけないような気がするから。

絶対に面白くなる。面白い漫才師になる。

人に宣言して、読んでもらって、自分の逃げ場をなくす。自分の意思だけで頑張り続けられるような強い人間じゃないから。死にものぐるいの努力をする。絶対逃げない。

大阪に来てよかった。
いい勉強になりました。
絶対また戻ってきます。
必ず戻ってきます。

2019/07/22



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?