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早稲田大学文化構想学部 過去問 国語 現代文 解答解説 2019【近代文語文の対策】

早稲田大学文化構想学部は近代文語文が出題される大学の一つです。

しかもかなりの長文で出題されるため、受験生にとっては厄介な入試問題となり、苦手意識のある人も多いと思います。

今回は2019年の国語大問一の参考に文語文の対策の仕方を見ていきます。

早稲田大学文化構想学部2019国語大問一出題について

出典はAの文章が加藤周一の「明治初期の文体」、Bの文章が明治7年の『百一新論』です。

Aの文章とBの文章は無関係なわけではありません。当然関係しています。

どのような関係かというと、Aで語られていることの実例として明治初期に書かれたBが出題されているのです。

そのため、まずAをしっかりと読み解くことが重要です。

Aの文章は加藤周一の論説文から切り出された文章ですが、切り出された部分は元の論説文の中で説明的な役割を果たしている箇所であるため、この入試問題に出題された部分だけで見れば説明文と言えます。

説明文は筆者が説明したいことを順を追って書いている文章です。

筆者の説明により要素が順番にひとつずつ積みあがっていきますので、見落としが無いように、頭の中で順番にしっかりと積み上げていってください。

早稲田大学文化構想学部2019国語大問一、問一


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