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天然石の伝説や物語

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天然石の伝説や物語をまとめてみました
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#古代エジプト

エジプトの夜、ラピスラズリ

ラピスは、ラテン語で「石」。 ラズリは、ペルシャ語で「青」。 日本語でラピスラズリは「青金石」。 ラピスラズリは数種類の鉱物が混じり合って あの美しい青を作り上げています。 金は、黄鉄鉱。古代エジプトで崇められた石。 主神オシリスにささげられ、 死者の旅路を守るとされていました。 エジプトに伝わる『死者の書』 その140章にラピスラズリが登場します。 ラピスラズリを目の前に切り取り、 黄金でふちどった『ラーの眼』が護符として強力だと。 アッシリアやバビロニアで出土した

暗闇を照らす赤いガーネット

ガーネット ―― 和名『ざくろ石』。 岩の割れ目からのぞく結晶が、 はじけたざくろのつややかな赤い種子に似ていることから、 この名がつきました。 古代エジプトでは、ペンダントとして首にかけると、 暗闇でも目が見えると言われた石。 ノアの方舟を明かりの代わりに照らしたのも この石だったとか。   いつもはこわがりやのスニフが、 たったひとりで暗い谷間に降りていく。 赤い光に誘われて。――『ムーミン谷の彗星』より

トパアズの起源

黄色い石の代表、黄玉(トパーズ)。 トパーズの語源『タパス』は、 サンスクリット語で『火』を意味します。 古代エジプトでは、この石を 太陽神ラーの象徴 として崇めました。 エジプトの美人王妃アルシノエI世が、 夫のプトレマイオスII世の殺害をたくらみ、失敗。 その流刑地が、紅海に浮かぶ小島トパゾス。 島の太守はこの優雅な囚人をなぐさめるために、 太陽のように輝く黄金の石を贈ったと言われています。 それがトパーズ。 タパスではなく、島の名前『トパゾス』が、 この石の名の