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人類進化の代償(呼吸編)

人類が言語を使い始めたのは5万年前とも10万年前とも言われているが定かではない。まあ使い始めた時期はどうでもいいとして、ただ、それによって口を開く機会が圧倒的に増えたことは間違いありません。

一番最初に述べた通り人類以外で口呼吸する動物は基本存在しません。しかし、実はその人類も生まれてから赤ちゃんの頃までは完全鼻呼吸なんです。おしゃぶりを咥えながら窒息しそうになっている赤ちゃんは見たことがないですよね。

以降は言語によるコミュニケーションの弊害、代償としての口呼吸のことについて触れていきたいと思います。

そもそもの話ですが、人類は細胞に酸素を取り込むため、塵もウィルスも引っ括めて大気ごと空気を吸い込みます。その際フィルターの役割をしているのが鼻です。何故ならそのまま吸い込むと気管支や肺などの臓器を作る細胞がウィルスやバイ菌なんかに一発で殺られてしまうからです。口から大気を取り入れると言うことはそういうことなんです。

本来、口と言うのはたんぱく質や炭水化物、脂肪などの栄養分となる有機物を腸へ取り入れる為の入り口であり、酸素の補給口ではないので、大気中の塵やウィルスなどを除去する機能が有りません。

「風邪は万病の元」

これも昔からよく言われる言葉です。逆から考えれば風邪を制することが出来れば全ての病気を制することが出来るとも言えます。次回からは今世間を大混乱に陥れている新型コロナウィルスについて触れていきたいと思います。

世の中、コロナウィルス、コロナウィルスと大騒ぎしていますが、バクテリアやウィルスのことを知った上で冷静に状況分析し、さらに人間の免疫システムのことを知れば何も怖くはありません。

ウィルスは上空2,500メートル以上の自由大気圏から毎日地上へ1㎡あたり8億個以上降り注いでると言われています。

そもそも人間の目に見えないだけで、右も左も、上も下も、後ろも前も、世の中ウィルスやバクテリアだらけなのです。

バクテリアと同じように、ウィルスと言っても悪さをするのはほんの僅かで、その殆どが単細胞のバクテリアやその宿主である多細胞の人間、動植物などの生命体と共生しています。

先に結論を言います。

健康な人なら、鼻呼吸で新型コロナウィルスは99%以上防御出来ます。

先に述べた通り鼻は本来細胞へ(厳密に言えばミトコンドリアへ)酸素を送り届けるための唯一の入り口です。

鼻の中は年中温暖湿潤な空間で、冬の寒い日でも冷たく乾燥した外気がそのまま肺に入らない様、加温加湿してくれています。

その過程で鼻の粘膜に捕らえられた未知のウィルスはくしゃみなどで鼻水と一緒に排出されます。眼の涙も基本同じです。

次に、その防御システムについて説明したいと思います。

未知のウィルスが万が一の確率でくしゃみなどにより鼻水と一緒に外部へ排出されず、体内へ侵入を試みたとしても、先ずは第一関門の表皮常在菌叢を突破しなければなりません。

前提としてウィルスには人間にとって有益なモノと有害なモノがいるという認識が必要です。更には私たちの鼻の中には元々多くのヒトライノウィルスやアデノウィルス、コロナウィルスなどが細菌に寄生して常在しているという認識も必要です。

常在ウィルスの中には未知のウィルスに乗っ取られた細胞を細胞もろとも殺してしまう有益なウィルスも存在しています。だからこの表皮常在菌叢を突破するのは至難の技なんです。

もし、万が一の万が一、第一関門の表皮常在菌叢を突破され、ヒト細胞が未知のウィルスに乗っ取られたとしても、人間の免疫力が発動し呑食細胞マクロファージに細胞ごと食べられ簡単に分解駆除されてしまいます。

マクロファージは同時に未知のウィルスのRNAを読み取りT細胞へその情報を伝達します。それを受けたT細胞は情報を元にあっという間に抗原に対抗する抗体を産生してしまいます。

こんなことは細胞たちにとっては日常的なルーティーン活動で、何の緊急性も無いことなのです。

今回の新型コロナウィルスの大騒動や過去のSARS、MERSを含め、症状の軽い鼻風邪みたいなものから致死率の高いインフルエンザまで全て引っ括めて「風邪症候群」と呼びます。

要するに風邪

ただの風邪なのです。

しかし、たかが風邪と侮ってはなりません。例外的な場合があるからです。それは、持病や怪我などで病院に通っていて、抗生物質を始め、坑ウィルス剤、ステロイド、降圧剤など様々なケミカルドラッグを医師から処方され日常的に長期間服用している人たちです。それらの人たちは知らず知らずのうちに免疫力が極端に低下している可能性があります。当然、免疫力が低下していると、感染リスク、発症リスクが大幅に高まります。

実際に今回のコロナ騒動でも、原因が加齢によるものか、医師から処方されたケミカルドラッグの長期服用のせいなのかはわかりませんが、死亡者は何らかの原因で免疫力が低下した高齢者であると容易に想像できます。報道でも糖尿病など持病を持っている人は致死率が高いとされています。

免疫力は自分自身でも大体は測れます。体温が36.6度以下ならちょっと注意が必要です。35度台はかなり危険です。なるべく身体を冷やさないよう気を付けましょう。

世界中全ての人々が「健康的で有意義な人生」を達成出来るよう乳酸菌の研究開発と独自の健康法を追究しています。サポートは研究開発費として活用させていただきます。