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時給1500円問題。

11月11日月曜日です。おはようございます。先週中盤くらいから、少し体調を崩していたのですが、サウナ+岩盤浴で結構回復しました。休まずに動けているので、無理せず平常運転で運行しようと思います。

#木曜日にサウナに行ったのですが。
#外気浴の時があまりに寒かったので。
#それが、体調を悪化させた原因のような気がしています。

さて。『時給1500円問題。』というテーマでお話しします。日本政府は、最低賃金を段階的に上げていき、2030年には1500円まで上げようと目論んでいます。なぜその必要があるのか、身近なところで考えたい見たいと思います。

【アルバイトの経験で差が出なくなる現状。】

ここ数年は、毎年段階的に最低賃金が上がっています。コロナ明けの2021年から比較してみると2021年は902円、22年は930円、23年は961円、そして今年は1004円とついに1000円を突破しました(全国平均。厚生労働省調べ)

4年前から比べると100円以上あがっているのですが、こうやって国が最低賃金を上げていくと、企業は自動的に時給を上げていかざるを得なくなります。

本来は、仕事の能力によって、時給が上がっていくのですが、ほとんどの企業がここ数年は、最低賃金だけの上り分だけをあげていく状況が続いています。

働く側からすると、せっかくいろんな仕事ができるようになったのに、最低賃金のままじゃない!ムキー!と、悲鳴が上がっているような気がします。そりゃ、仕事を覚えたら、給料が上がるほうが嬉しいですもんね。

ただ、企業側からすると、最低賃金の上昇に対応するだけで、いっぱいいっぱいな事があるのも事実。だから5年後に1500円まで上げることには、厳しいんじゃない?と思っても、仕方がないと思うんですよね。

【世界の物の値段は、アメリカの物価で決まっていく。】

経済がきちんと成長するのであれば、給料が上がって、物価が上がって、安定的に上昇していけばいいのですが、物価はそのままなのに、給料だけが上がると、企業は利益を生み出すことが出来ず、経営が苦しくなっていきます。

最低賃金だけが上がって、商品の値段が据え置きな感じがするので、無理が生じていると感じているのですが、だったら、商品の値段を上げたらいいじゃない!となるのですが、日本では値上げに対する抵抗が、結構あります。

実際問題として、日本国内で物価がそのまま、給料がそのままであれば、そのまま生活できるので、問題はないのですが、海外から輸入している商品もたくさんあるんです。

輸入している商品が、日本の物価に合わせてくれるならいいんですが、それはそうはならないのです。最新のアイフォンがアメリカで1000ドルだったら、日本でも1000ドルで販売されています。

世界の物の値段って、アメリカの値段が基準になることが多いのですが、例えば、コーヒーだと、日本は400円、アメリカだと1000円くらいします。ラーメンだと日本では1000円、アメリカでは3000円くらい。

アメリカのマクドナルドの時給は3000円、日本の時給は1000円だから、大体3倍くらい違うんですけど、日本の時給で、日本の物価で商品が買えたら問題ないんです。

でも、アメリカのアイフォンが1000ドルで、日本で買ったときに400ドルくらいだったらいいんですけど、日本でアイフォンを買っても1000ドルなんです。今は1ドル150円くらいだから、15万円くらいします。

時給20ドルのアメリカ人がアイフォン買おうと思ったら、50時間で購入できるんですけど、時給1000円の日本人が15万円のアイフォンを買おうと思ったら150時間働かなくちゃ買えない。

こういう国レベルの格差をなくしていくにも、賃金を合わせていくというのは、必要な事なんですね。

【稼げる力を身に付ける】

日本政府ががんばって全体的な最低賃金を上げていくのは応援しつつ、企業が商品の値段を上げて、利益を確保することを応援しつつ、個人としては、スキルを身に付けて稼げる力を身に付けていくことが大事だと思います。

日本国内に住んでいて、既存のメディアや身の回りのSNSだけで情報を集めていると、どんどん取り残されていくとは必死。やっぱり、いろんなところから情報を集めていく必要があります。

若ければ、とっとと海外に飛んでみて、旅行期間中だけでもその物価の違いを感じることが出来れば、価値観も変わって行くでしょう。

なかなか行けなくても、いろんなところから情報を集めることによって、柔軟な考え方を身に付けていくことも必要です。

現状に満足することなく、いろいろな情報を手に入れ、引き続き稼げる力を身に付けることを念頭に、日々精進したいと思いました。

何が言いたかったかといいますと、もう20年以上前の話になりますが、初めてアルバイトした時の時給は680円でしたよ。10万円稼ごうと思ったら、めちゃくちゃ働かなくちゃいけませんでしたよ。その時から、いま議論されている扶養枠103万円の壁は変わっていませんでしたよ。時給が1.5倍くらいになっているんだから、扶養枠が103万円から上げる必要がありますよ。今回の国会で、この金額が変わることを見守っていこうと思っていますよ。手取りを増やしてくださいね。というお話でした。

それでは本日も素敵な1日をお過ごしください。

ご安全に!

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