洋服をシェアできるようになるまで。

2月1日水曜日です。おはようございます。勤めている会社が、1月末決算のため、決算末の多忙な時期は完了し、新しい期が始まりました。今期は組織も一変しますので、心機一転、頑張って参りたいと思います。よろしくお願いします。

#明日から、新組織体制が始まります。
#全貌が明らかになっていませんが。
#少しづつ、馴染ませていきましょう。

さて。『洋服をシェアできるようになるまで。』というテーマでお話しします。昨日は、送別会参加のため、私服でお出かけすることとなりました。イケてる洋服がなかったので、息子さんのクローゼットから洋服を拝借して、参加しました。ここに辿り着くまでには、色々な段階を踏まえないとたどり着きませんので、その考察をしたいと思います。

【ファッションセンスは、子供達に任せる。】

結婚して、子供を授かってから10年余りは、自分のオシャレに時間やお金を投資することは、通常のサラリーマンだとほぼほぼ無理で、独身時代のお洋服を着回すことになります。

最近では、ユニクロやGUのような低コストの洋服屋さんでも、結構オシャレなものを販売しているので、選び方を間違えなければ、40代でもオシャレな着こなしはできるのですが、独身時代の自分のセンスを捨てることができず、結構路頭に迷います。

当時の自分の写真を見ても、今では笑えるほどダサかったりするのですが、その頃はそれが格好いいと思っているので、世間の評価と自分のセンスが絶望的にかけ離れていきます。

お子達が中学生から高校生くらいになると、洋服にも興味を持ち始めてどんどんオシャレになっていきます。その時は、親の価値観を極力封印して、その子たちの価値観を信じて、オシャレさんに成長してもらうことをただただ祈ります。

ある程度自分のスタイルが確立できたら、今度は周りの人をオシャレにしていこうとします。この時、そのアドバイスを素直に受け止めるか、自分のダサいセンスを信じて突き進むかで、40代以降のおしゃれセンスが大きく変わることとなります。

今の子供達は、情報網がすごい上、情報を収集している時間がものすごく多いので、子供の言うことを信じた方が、オシャレになるに決まっています。

あの時、子供達を信じて、洋服を選んでもらった自分を、大いに褒めてあげたいと思います。

【40代のおじさんが、高校生の息子が選んだ服を着るには。】

自分の意思とは裏腹に、子供達が選ぶ、40代が来てもおしゃれな服を着るようになるのですが、その感性が自分のものになるまでには、ざっと3年くらいかかります。それぐらい脳内のイメージチェンジをするのは大変なことでした。

しかも、むかしむかし購入していた少しいいお値段の服を、もう2度と買うことができないと思ってため込んでいたのですが、なんなら、それがダサい!と指摘され、それらを全て処分するのに1年くらいかかります。

その時間を経て、ようやく、おしゃれなおじさんに一歩近づきます。ただ、洋服だけを綺麗にしあてはダメで、もちろん、匂いにも気を遣わなくちゃいけないし、髪型とか、身のこなしとかにも気を遣わなくちゃいけない。

それらを徹底的に努力して手に入れることで、子供たちから、『うちのおとーさんはいけてるおじさん=イケオジ』の称号が与えられます。その称号が与えられてからも、そこに慢心することなく、自分磨きを続けていくことが、不可欠な条件となります。

【例え若い子の服が似合ったとしても、許可が降りないと借りれない。】

そこからさらに数年を経て、メンズからユニセックスへ、ユニセックスから全世代の洋服へ。と世界が広がっていきます。同じパンツやコートを共有して使う時期に入っていきます。

この、『洋服を共有』するには、お互いの信頼関係が成り立っていないと成立しません。まず、相手の服がダサくなくて、しかも自分に似合う状況であり、借りた時に絶対に汚さない意思と、匂いがつかないメンテナンスが必要となってくるからです。

特に、自分が気に入っている服を他人に貸すなんて、通常の感覚ではもってのほかなんですけれど、信頼関係が、それを超えてくることがあります。

そしてこの度、高校生の息子さんの信頼関係を勝ち取り、17歳のお子が気に入っている洋服を40代のおじさんが着こなすという奇跡に辿り着くことができました。いやー、感慨深いです。

その洋服を着て、送別会に参加したんですけれど、自分が思っているより服装って相手に見られていて、普段なら、洋服のことに触れられることなんかほとんどなかったんですけれど、『今日の格好、いいですねー。』とか、『今日はおしゃれしてきてますねー。』とか言われると息子さんのセンスも褒められているみたいでダブルで嬉しい気持ちになりました。

これからも日々精進してまいります。

何が言いたかったかと言いますと、そもそも、自分のお気に入りの洋服を自分の父親に貸し出すなんて、自分なら絶対にできない事だなー。と思いました。息子さんの器の大きさに感謝するとともに、いけてるおじさんをこれからも努力を重ねて続けていこう。と思いました。と言うお話でした。

それでは本日も素敵な1日をお過ごしください。

ご安全に!

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