VOl.8 なによりも、いのち。ぶれずに、つらぬく。

ご通行中の皆様、仕事や学校などお疲れ様です。

今、この街宣を企画した人間としてここに立っています。

考えること、思うことをお騒がせしますが、そのままお話しできればと思います。

さてコロナ禍になってもう1年半になります。
飲食店午後8時に閉まるのが当たり前になりました。

例えば一昨日日曜日ですが、夕食どこで何を食べてましたか?
家で食事を作って食べたのでしょうか?弁当を買いましたでしょうか?それとも定食屋などで済ませた人もいらっしゃるでしょうか?
ちなみに私は仕事終わりで疲れましたので定食屋で済ませました。終業がちゃんと夕方に終わったので食べに行けたんですよね。これが残業になれば今は午後8時で飲食店はしまってしまいますから、テイクアウトするか自宅で作るかみたいな感じになります。

以前とある知り合いが仕事の残業で疲れているのに飯屋が閉まっていると怒っていたのを思い出します。

コロナ流行の影響、ずっと続いているのです。

仕事終わりに同僚とごはん食べたり酒を飲んだりしながら愚痴を交わしたり、家族で思いっきり外食したり、それが今は簡単じゃなくなってしまってます。特に医療従事者の方は、外食や旅行を基本的にあきらめなければいけない状況がずっと続いています。

何よりも今も感染して苦しんでいる人たち、濃厚接触者となり自宅で待機を迫られている人たちが大勢います。わたしたちは命の危険、収入減で暮らしが破綻するリスクをずっと背負い続けています。


日本共産党は新しいポスターで「なによりも、いのち。ぶれずに、つらぬく。」という言葉を選びました。私たちは、ワクチンだけではなく大量検査で封じ込めを図るべきだと「まずコロナ禍を終わらせるべき」という選択肢を支持してきました。今後もこのことを多くの皆さんに訴えていきます。それこそが命を守り、暮らしを確保し、経済を今よりもっと回せるようになると考えているからです。その実現に向けて皆さんと一緒に考えていきたいと思うのです。


少し話は変わりますが、菅総理はお辞めになるそうです。
お疲れ様でした。

しかし再登板はしなくて結構です。どうぞそのままお引き取り下さい。
そういわなければなりません。

学術会議の問題などもありますがコロナ関連でいえば経済やオリンピックと両立といってこの間何をしてきましたでしょうか?
つい昨年の秋のことですがこの言葉覚えてますか?

「Go toキャンペーン」

感染者が増えてきているのに、一旦完全に抑え込むことを放棄してGo toなんてやってました。宿泊施設が割引になるといったことあったことまだ覚えている人いると思います。でも結局は冬になって緊急事態宣言を出す羽目になりました。抑え込みを真面目にやらなかった結果、どうだったでしょうか?

もう結果は明らかなんです。今年のお盆のJR北海道の利用状況調べてきました。特急列車は本当にひどかった。なんとコロナ前の2019年の利用者から一番多くて5割、だいたい4割くらいに減ってしまってます。札幌駅の利用者も半分くらいって感じのようですね。要は昨年から全く回復できなかったのです。

特にひどいのは北海道新幹線。なんとコロナ前の7割減つまり3分の1以下になってしまいました。つまり外出を控え、旅行といった行楽もビジネスの出張も自粛せざるを得ないのです。もちろんネット通販などの分野は盛況ですが、飲食や観光は今も苦しい状況が続いています。これで経済を回すには限度があります。GDP伸び率もまだコロナ前を回復していません。


またワクチンは切り札と総理はいいましたけど、重症ケースなどを減らせる期待があるとはされていますが、それだけでゼロにできるわけではないのはもう明らかです。例えば重症確率が5分の1に減っても感染者が5倍や10倍に増えれば元の木阿弥だからです。一辺倒だけではだめだというのもよくわかります。

結局コロナ禍を終わらせないことには命も暮らしも経済も守ることができないのです。

もっとも、コロナ禍を終わらせるにはそれなりの補償や支援がもっと必要になります。あのプラスターの通りです。立法や予算が必要なはずなのですが、臨時国会はオリンピック終わっても全く開かれておりません。あの民主党がやってた頃、国会くらいはちゃんとやってました。


共産党や野党に対案がないという声もまだまだ耳にします。ここで調べて話し出すと何時間もたって終わりませんから、そう思った人はぜひ共産党・立憲民主党・社民党の公式HPをじっくり調べてみてください。もちろん私たちはこれからも議論を深め、よりよい選択肢になれるように全力を尽くすとお約束します。今必要なのはコロナ禍を終わらせることはもう明らかだと思うのです。そのために知恵を出し合う、協力する、国民に寄り添うそういうことが今必要になっていると思うのです。まずは、ワクチンだけでなく大量検査や補償・支援の拡充を組み立てるここからはじめるべきではないでしょうか。

でもいくらまともなこと言っても選挙で勝てないんじゃないか?政権交代って本当にできるのって言う人もいると思います。
野党共闘って本当にうまくいくの?っていう問いにも関わってくるんですけど、今朝新聞記事が出回ってて、長野県ですが今度の衆院選の小選挙区、長野は5つあるのですがその情勢調査が出てました。調査結果は現時点で共産・立憲・社民が出した候補者の4勝1敗です。最後の1つは残念ながら共産党の候補者ですが、記事を読めばこれからの支持拡大で逆転できる差です。野党候補者は終盤に伸びる人が多いですから、選挙で本当に5勝0敗にできる可能性だってあるんです。

この5年の積み重ねでまだまだ成熟してないという人もいるかもしれませんが、5年前とは違います。補欠選挙や再選挙でも野党が出した候補者いずれも当選したのはついこのあいだのことです。あきらめるのはまだ早いのではないでしょうか?

今度の選挙、特にこのところ投票には行かなかった人にもう一度考えてもらいたい。

最後に、将来の社会の生産者はわたしたち自身だということを訴えて終わりたいと思います。

戦後日本は、民主主義国家だといわれています。つまりこの社会の将来を一部の権力者や有力者が決めてそれをひたすら消費するのではなく、この国の将来はわたしたち自身が議論し代表者たる議員を選出して作り出すものになっています。

いい悪いを品評するのは気楽です。しかし、作り出すのは大変です。でも、民主主義だというのであればそれを作り出すのはわたしたち自身です。

正直、「なんでこういう問題とかああいう問題とかを僕らの世代に持ってきたのか」って思う時もありました。直近で言えば2年前の消費税率アップ。食品はともかくちょっとしたボールペンとか紙とかそういったものまで値上がりしてなんでこれがまかり通るかなって思っていたものです。

とはいえそういうことが簡単に通ってしまう。コロナ禍が終わらないのもそう。「社会は変えられる」なんていう言葉にも「なんでそんな簡単に言うのか」とそう思ったことは1回や2回ではありません。

でも不満を不満とだけ思っていては何も変わらないと思う。将来の世代にそのまま今突きつけられている課題をそのまま送りたいとは思わない。

社会がすぐに変わるかどうかは蓋を開けてみらなければわからないかもしれません。しかし、今後よくするための答えは私たちの中にしかないと思うのです。

そしてもし、コロナ禍を終わらせることが必要だ。「なによりも、いのち。ぶれずに、つらぬく」このことが必要だと思ってくださる方は日本共産党を応援してください。意見でも結構です。そうした積み重ねが政党自身もさらにパワーアップできる原動力になります。

またご興味関心お持ちの方は赤旗読んでみてください。日刊紙については学生さんには学割で2200円。朝日・北海道新聞の学割より安かったと記憶しています。電子版もありますので安心してください。日曜版は930円ですね。

長くなりましたしお騒がせしましたがこれにて終わります。気を付けてお帰りください。
ご清聴ありがとうございました。

                     札幌北区地区青年支部長 Lin


(あとがき)

以上の内容は2021年9月7日18:30~実施したJCP札幌北区地区青年チームの街宣で僕が用意していたメモに趣旨がわかるよう手を加えたものになります。当日集まれるメンバー(特にスピーチ得意な人)が最後まで固まりませんでしたので実際に活用されるかお蔵入りになるかは当日までわからない状態でした。

なのでメンバーがそろえば得意な人にスピーチはお任せし、足りない場合は僕はこの企画を支部で提案して組んだ責任もありますので、僕も話すって感じになってました(とは言いつつもメモは真面目に用意してました)。

結局これなかったメンバーもいたため、後半でマイクを握りました。リピートなしで約15分ほどお話ししました。僕は実は原稿を読む義務がないところで原稿を読むのは苦手なタイプで(社会人としてダメかどうかという点はさておき)、その場の空気や自分の気持ちで言葉や話題をチョイスしています。なので必ずしもメモのまんまお話ししたわけではなく、ほぼメモ通りに実際に話した内容、メモにはあるけど飛ばした内容、メモには一切ないけどしゃべった内容いずれも存在します。

あと、これは個人の考えですが、「自分の言葉で話す」というのは大事だと思ってます。もちろん聞いてくれる人がいてくれる保証はないのですが僕の経験上、自分で意味を理解しそのうえで自分の言葉で組み立て話す方がやはり相手には伝わりやすいかなと思ってます。それもあって、今回は既成原稿を使うのを避けました。

本当は共産党の事務所には便利な既成原稿が用意されていてそれを使う方が「うっかり間違いをしゃべってしまった」とか「知らず知らずにNGトークをした」とかそういう事故は防げるんです。内容もコンパクトになってて長くて5分程度ですから下手に長い話にならないようになってますし。

なので、「だいたいこんな雰囲気のこと言ってたのか」というのがわかるくらいのnoteということでお願いできればと思います。

なお、Twitterでこちらの画像を出しました。

20210907バナー3

一応、先輩に相談してからネットに放出したものになります。

結果的に間に合わなかったようですが、聞きに行きたいとTwitterでご連絡いただいた方もいらっしゃいましたし、札幌に限らず他地域の皆様からも応援していただきました。本当にありがとうございました。

「これ明らかにスピーチ聞いてるな」という人もチラホラいましたし用意した赤旗見本紙とビラはすべて配り終えて僕が後でビラのサンプル見ようかなと思ったらもうありませんでした笑

主として先輩と僕とで企画した街宣でしたが、こんな感じでした。同時に僕なりに今考えていること思っていること、もちろん批判もあるとは思いますが出来る限り言葉も選び論旨も一生懸命考えてみたつもりですのでその点も含めてみて頂けるとうれしいです。



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