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保険人へ パート2

研修生時代の楽しかった事や辛かった事を。

東京海上の研修生時代は10年近く前の事になりますが、楽しい思い出が沢山あります。

数字のプレッシャーは常にありましたが、だからこそのモチベーションがあり、PDCA回して実践して行く感じが自分の性分に合っていたんだと思います。

今にも繋がりお客様との出会いや、同じ保険代理店の諸先輩との有り難い出会いがあり、保険の可能性を感じた時でした。

その中で、優秀な代理店ほど、「保険」を通じて独自の色を出してビジネスを展開している事が分かりました。

例えば、
広告展開を積極的に行い地域に溶け込む事を徹底している代理店
BCPの普及啓発を核に活動している代理店
法人に特化している代理店

同じ保険でも、経営者のカラーで代理店ごとの特色があります。
保険って、「本当に奥が深いんだな」とその世界にどっぷり染まっていった時期でした。

さて、冒頭にも触れましたが、楽しかった事をご紹介します。

その1
「研修生の名刺が有れば、どんな企業へ飛び込み営業が出来る」
今では飛び込み営業をする事は一切なくなりましたが、飛び込み営業の際に渡す名刺のネームバリューというのは非常に重要です。
当然ですが、名前も聞いた事ない会社がいきなり営業に来たら、「お前誰やねん?」となりますから、その差は非常に大きいです。
研修生の醍醐味は、この部分にあると言っても良いと思います。

その2
「数字さえ取れていれば自由」
今の制度がどうか分かりませんし、所属している課支社にもよるとは思いますが、研修生の営業活動は自由です。
数字さえ安定して挙げていれば、自由に活動する事が出来ます。
勿論、社会人として担当社員の方への報告、申込書等の提出、事務手続き、日頃の業務をしっかりしている事が前提ですが。
私は前職が銀行員だった事もあり、事務仕事は不備なくきっちりと回していましたし、社員の皆さんとも良好な関係を築けていた方だと思うので、自由に活動させて頂きました。

その3
「成果が収入に直結する」
所詮カネか、と思われる方もいるかもしれませんが、サラリーマン的な働き方から脱却出来たのは、この部分が非常に大きいと思います。
銀行員の時は、どれだけ優秀な成績を挙げたとしても、それが即座に手取りに反映される事はなく、ボーナスの査定に反映されるくらいです。
なので、自分の実績と給与の連動が見えにくい=サラリーマン的な働き方となり、最低限の収入は保障されているのでサボリーマンが出現するのだと思います。
お客様の事を考えて最適な補償(保障)を提案しご契約頂いた積み重ねが私達のお給料となります。ある意味で、お客様の信頼を定量化したものが、保険の営業マンの収入であると言えます。
自分の実績が収入に反映されるという体験を経て、サラリーマン的な働き方から脱却し、シビアですが「結果が出なければどういうプロセスも無意味」という事に向き合えました。

その4
「自己投資」
銀行員時代は、研修プログラムが組まれているので、必要となる資格取得もスケジュールが組まれていました。
これは企業側の人材教育を考えると当然です。
ですが、保険業界に入り個人事業主となった事で自分の能力開発についても「自己責任」となった事に気付きました。
研修生の期間中は必要となる資格取得についてスケジューリングされていますが、代理店として独立後は自己責任となります。
研修生の2年目始めには、お金と時間に少し自由が出来てきたので、この頃には自分のキャリアや能力開発について考えるようになりました。

色々と考えた末に、
営業マンとしてはそれなりにやっていける自信はありましたが、経営者としての能力は未知数であることに気付きました。
多くの経営者と会ってきて、それなりに知識があるつもりでしたが、
そもそも経営には何が必要になるんだろう?
何を勉強したらいいんだろう?
自分はこのままで良いんだろうか?
朧げな不安を感じる様になりました。

それを解決する為に、ビジネススクールへ通う事を決意しました。
ビジネススクール時代については、また後日に記事にするつもりです。

長くなってしまったので、辛かった事編は別の記事にさせて頂きます。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。


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