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013定期巡回と訪問看護との連携

医療との連携

定期巡回の正式名称は「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」と看護が名前についていることからも、医療との連携は不可欠となります。
定期巡回では訪問看護は一体型(同一事業所)と連携型(他事業所)の2つのタイプがあり、弊社は連携型をとっています。令和4年4月現在20カ所以上の訪問看護ステーション様と契約を締結しております。

訪問看護の介入は、①医療保険での介入 ②介護保険での介入 ③生活アセスメントのみでの介入の3つのパターンとなる。②については介護と同様で訪問看護も包括報酬となるため、医療行為が多い利用者になると定期巡回を利用せずに、医療優先でのケアを勧めています。状態悪化で医療優先と考え弊社が撤退を申し出たケースもあります。
目安は毎週又は隔週に1回程度の状態確認程度の介入の場合は定期巡回は有効であると考えています。
また弊社ではファーストコールは弊社で受けるようにしています。排泄など介護で対応できることは弊社で対応し、医療行為が必要な場合のみ看護へ連絡しつなぐようにすることで、特に夜間帯のオンコール事案で訪問すべきかそうでないかを迷わないでよい状態を作っています。看護が必要な情報をいかに多く的確に報告できるように、私たち介護には医療的知識も多少なりとも必要であると考えています。
宮崎市医師会はMCSを推奨されているため、医療機関とは基本的にはMCSで連絡し情報共有を行っています。

※参照 MedicalCareStation|医療介護専用コミュニケーションツール (medical-care.net)

また、定期的な医療的ケアが必要のない方は、月に1回、弊社より委託した訪問看護ステーションによる生活アセスメントを実施いたします。これについては、弊社より1件毎にお支払いを行っています。またアセスメント時に弊社のスタッフを同席し、普段のご様子をお伝えし、アドバイスをいただくようにいたします。

訪問看護と同時間サービス可能

通常の訪問介護では訪問看護と同時間での訪問ができませんが、この定期巡回では同時間での訪問が可能です。特にターミナル期の方など時間を合わせてやまた時間帯を少しずらしてリレー方式で訪問時間を調整しています。
看護には医療的ケアを中心に行っていただき、介護でできることに関しては弊社で受け持つなどスムーズに連携を行っています。

介護ができる医療行為について

介護福祉士は研修を受講することで吸引が行えます。弊社では資格取得しているスタッフが数人しかいないため、24時間対応ができないと判断し現在はお受けしておりません。多くのスタッフが受講し、24時間体制で対応できるように準備を進めています。

看護からの評価

私たちは訪問看護の目となり足となり、あらゆる情報を得て報告しています。最近では一度連携した訪問看護様からケアマネに提案していただき、サービス導入することをが増えてきています。

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