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015定期巡回の利用者像

事例① 80代女性/要介護1/独居

【導入背景】高血圧症、アルツハイマー型認知症あり。主介護者は宮崎市在住であり週一回程度訪問し、食材を届けられている。通所利用は拒否がみられる。服薬は出来ていない状況。
服薬確認、安否確認、通所送り出しのサービス導入となる。
【訪問状況】通所は利用回数が多くオーバー分は自己負担があるが、ご家族の希望にて月曜日から金曜日までご利用となっている。9:30~10:00頃に訪問し、薬はその場で確実に服用していただく。通所の準備を行い、送り出しを行う。約2年近くご利用いただいているが、大きな体調の変化はなく、お声掛けでお一人での生活を維持されている。

介護度が低い方は、認知機能低下が見られる方の支援が多いようです。
見守りやお声掛けで十分に生活を継続されています。
サービスとしては服薬確認、通所送り出しの希望が多いようです。

事例② 40代女性/要介護5

【導入背景】乳癌から骨転移あり。骨折リスクが高い。主介護者がお母様で介護不安があること、またベッドから車椅子への移乗時はコルセットを装着し3名で並行移動の指示があり、退院と同時にサービス導入となる。
【訪問状況】サービス導入時は、パット交換等でご家族が対応に戸惑われ訪問時にご一緒に対応することがあったが、訪問看護による介入もあり早期に対応はご家族と訪問看護来訪時で可能となった。リハビリ前後と通院前後の移乗の際に訪問を行う。こちらも約2年近くご利用いただいているが、大きな体調の変化もない。毎朝定期訪問として、健康チェックとバルーン状況の確認で訪問した際は同世代であるスタッフと、笑顔で楽しそうに色々なお話をされる。

介護度が高い場合の多くは、老老介護や家族同居にて介護力不足で、排泄介助や移乗介助を多く希望されます。生活リズムに合わせて必要な支援を訪問回数、時間を調整しています。

事例③ 退院直後やお看取りの方

定期巡回では、退院直後で在宅生活でどんな支援が必要かが不明な方や支援がご本人に合わせて対応に変化がある方に適したサービスです。退院直後の方については日々アセスメントを行い、どのような支援が必要かを検討していきます。ある程度、支援内容や訪問時間が見えてくると、定期巡回ではなく訪問介護への移行をすすめる場合もあります。看取りの方の対応では特にご家族に疲労がみられないかなど、支援は多岐にわたります。

入浴介助など時間のかかるサービスも提供は可能です。

現在のご利用者では1日1回~7回の定期訪問を行っています。
平均すると、1日当たり1.8回の訪問、1日の訪問時間計は33分、1回あたり17分となっています。随時訪問は令和4年3月期で平均1日5回。うち3月にサービス開始された方で生活リズムやADL情報がなく、実際開始すると、食事は車椅子に移乗して召し上がりたいとご希望。食前は定期訪問し、食後を随時対応で行っていました。毎回車椅子で召し上がりたいとのことで、翌月から3回の移乗介助を定期訪問に組み込んでいます。その他では通所の利用日変更に伴い、日中の訪問を追加する分も含まれますので、緊急通報で随時対応から随時訪問に切り替える場合は実はそれほど多くはありません。しっかりとアセスメントを行うい、その方に必要なサービスを定期訪問を適宜見直しを行っているため、随時訪問を減らしています。


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