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012定期巡回ルートの作り方

定期巡回はルート構築が重要

定期巡回は1回15分から30分のサービスを1日複数回訪問します。
アセスメントによりその方にあった支援の内容を提供いたしますので、要介護5の方でも朝の安否確認とリハ前や通院時の移乗介助と短時間でのサービス提供の方もいらっしゃれば、要介護1で認知機能低下が大きく見られる方であれば、食事セッティング、服薬、安否確認、排泄の促しなどで1日複数回訪問する方もいらっしゃいます。食事の前後に移乗介助を必要な場合は起床・就寝介助まで入れ1日7回訪問する方もいらっしゃいます。
介護度だけでは支援時間・回数が判断できないのが難しさです。

メインエリアは事業所より車で15分内

宮崎市は大淀川をはさんで北と南に分かれています。弊社は大淀川の北側で中心市街地より車で10分程度のところにある文教地区に事業所を設置しています。基本エリアは事業所より車で15分内としています。更に南エリアに拡大するために昨年11月には宮崎市南部にサテライトを設置しています。
現在は、早出・日勤帯が4ルート、遅出が1ルートで展開しています。深夜・早朝は随時のみでの対応です。
1ルートが10~15件程度となります。ルートは車での移動が基本10分程度の近距離間で訪問となりますので、1時間当たり2~3件程度目安にしています。食事介助や入浴介助となると時間がかかるため件数が少な目の設定となります。

宮崎市地図でエリアを確認しています。

週単位での調整

ルートは週末に翌週分を微調整をしながら作っています。例えば病院受診のために早めの訪問希望や、通所を休まれるため午前中に訪問を追加が必要など、随時訪問が前もってわかっているものを含めて調整を行っています。
弊社では記録システムはスマケアを使用していますが、担当割り振りの事前作業として現在はホワイトボードを使用してルートつくりを行っています。スタッフの中には、利用者の名前だけで訪問する順番を並び替えることが不得意な者が実は多く、このホワイトボードを写メをとってその順番に行くことで、不得意な面をサポートしています。休憩時間もある程度目安を入れることで自分のスケジュールを把握しているようです。
地図好きの私からすると頭の中に地図があり最短ルート、そこまでの移動時間など、運転しながらでも組み立てられのですが、スタッフ全員がそんな方ばかりでなく、得手不得手があるようです。そのストレス緩和に作成しています。

スマケアでリアルタイムで訪問進行状況を把握します。
週単位のホワイトボードで作成

訪問件数の調整

スタッフによってじっくりタイプで訪問件数を抑える必要があるもの、逆に短時間サービスの訪問件数が多い方がよいタイプと大きく2つのタイプがいるようです。訪問件数のばらつきはあっても、実際にケアをしている時間は差がないの現状です。
通所利用が多い日などは昼間の時間にゆとりがあるため、少しゆったりとしたケアを行うのは担当したスタッフの采配に任せています。買い物に一緒に行ったり、掃除を少し入念にしたり、通常の訪問介護のように時間制限がないから出来る、ゆったりサービスを行っています。

新規案件の受け入れ

新規相談の場合は、エリア・支援の内容などを伺い、出来る限り受け入れを行うようにしています。特にターミナル期の方は積極的に受け入れ、まずサービスを開始し、日々訪問しながら時間を調整を行うようにしています。

移動時間が短いほど、多くの支援を行うことができるため、最短ルートを考え、道路状況など常に把握するようにしています。
「どこでもドア」があったらな~とついつい考えてしまう今日のこの頃です。

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