結婚式の費用についての考え方

画像1


はじめに

突然ですが「結婚式の予算」とはなんでしょうか?結婚式の費用に関するご相談は常にあり、尽きることはありません。最近も立て続けに数件のご相談をいただきましたので、これを機会に少しアドバイスを書かせていただきます。今回はご両親からの援助などが無く、おふたりのお金ですべてのお支払いをお考えの場合として書かせていただきます。

「お見積り内容=新郎新婦のご負担」ではない

予算の関連のご相談で一番多いのはやはり「費用を抑えたい」です。しかしよくおふたりのお話を聞いてみると、多くのお客様が、あるひとつのルールをご存じありません。そのルールとはつまり

お見積りの総額がおふたりの最終的なご負担ではない

という事です。なぜそのようなルールがまかり通るのか。そうです。「ご祝儀」の存在です。


ご祝儀をいただく場合の考え方

結婚のお祝いとしていただくお祝い金がご祝儀です。ご祝儀は沖縄や北海道など一部地域を除いて、全国的におこなわれてきた慣行ですが、このご祝儀は新生活や新婚旅行、出産費用など、結婚後の生活に必要となるであろう「将来資金」に当てることが望ましいと考えます。この「将来資金」は本来はおふたりの貯金というのが一般的です。つまりこの将来資金としてい置いておいた貯金を繰り上げて結婚式の費用に当てることが可能となるわけです。

ちなみに、会費制でされる場合には当てはまらない考え方となりますので、その点ご了承ください。ただし、会費制にした場合でもほぼ100%に近い方がご祝儀を別途頂く事になります。その話はまた別の機会にでも。


正しいご予算の考え方

結婚式の総額からご祝儀相当の金額をマイナスして計算すると、おふたりの最終的なご負担が大まかに判明します。ご祝儀の金額は一般的に3万円とし計算されます。したがって

結婚式のお見積りーご招待予定の大人の人数×3万円=手出し

※手出し=おふたりのご負担

といった計算が成り立つわけです。

最後に

今回書かせていただいた内容は、人によっては「ご祝儀をあてにするなんて」と気分を悪くされる方もいらっしゃるかもしれません。しかし上記のように、ご祝儀はあくまで将来資金にあてるといった考えのもとでは如何でしょうか?頂いたご祝儀を有意義に使わせていただく事になります。

結婚式は大切なゲストに感謝を伝える掛け替えのない日です。そのためにお金が必要になる事は事実であり、またとても大切なカテゴリーとなりますので、この記事が結婚式費用について考える一助になれば幸いです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?