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予防医療テック企業のコーポレート部門が実現すべきこととは?CFOに聞くこれからのこと

2023年2月、リンケージでは大塚製薬やニトリをはじめ国内外の事業会社のコーポレート部門のマネジメントに従事し、コーポレート部門のみならず、営業、物流、製品開発など幅広い経験をもつ佐藤 伸が入社し、同タイミングで取締役CFO(Chief Financial Officer)に就任しました。

今回の記事では、佐藤に内部統制の強化や人材獲得によって企業価値向上を目指した半年間を振り返りながら、現在のコーポレート部門の業務や体制、これからのことなどを伺いました。

体制構築を本格化していく段階に

-リンケージの現在のコーポレートチームについて教えてください。

コーポレートチームは現在6名体制です。私はCFOとしてチームの業務全体を統括するほか、メンバーのマネジメントを担っています。各担当者は経理や総務、採用など、それぞれ担当領域の責任者として業務を遂行しています。リンケージでは大企業のように各業務が細分化されて部分的な業務がアサインされるのではなく、担当領域の業務全体を包括的に担当しているため、各メンバーに大きな裁量権があるのが特徴です。コーポレート部門内とCFOとは定期的にMTGを設けて、業務遂行上支障となっていることや必要なリソース、業務改善の方法についてタイムリーに確認し、適切に対応できるよう密なコミュニケーションを図っています。一方で少数精鋭でチームを回している状態なので、休暇の取得や体調不良の際には常にメンバー同士がフォローし合いながら業務を行っています。

各メンバーの役割は、ルーティーン業務の処理に加え、半期ごとに設定される目標達成に向けて業務改善・改革の推進者となることです。役割分担や目標の決定に当たっては、会社やチームとしての目標達成と各メンバーのスキルの向上が両立するように業務をアサインしていて、業務経験を通して社員が成長できるよう強く意識しています。

リンケージにジョインしてから会社として上場に向けた準備を着々と進めてきましたが、この先はコーポレート部門もこれまで以上に土台を固めていかなければならない段階だと認識しています。そのため、目下コーポレート部門の人員を強化しながら、体制構築を本格化させています。また、リンケージは常に新しいサービスを開発・ローンチしたり既存のサービスをアップデートしたりしていますから、会社の状況を常に理解し、経営陣や各事業部門と密なコミュニケーションを取っていくことはコーポレート部門のメンバーとしては必須となってきます。

チームのマネジメントで私が最も大切にしているのは、「挑戦」と「変革」です。私はスキルアップの一番の近道は、今までやったことがない新しいことに挑戦すること、今までの仕事のやり方を改善していくことの2つだと確信しています。

チームマネジメントの理想は、1人1人が自律して業務が遂行でき、目標達成と自身のキャリアビジョンの実現を両立できる環境を整えることだと考えています。メンバーが常に新しいことに挑戦し、現状よりももっといいやり方を求めて常に改善を進めていけるような環境を整えていくのが私の一番重要な役割だと考えています。

予防医療の必要性や経済的な効果が持つ可能性

 -会社としての成長可能性はどんなところに感じられますか?

増大する医療費や生産人口の減少は日本が早急に解決に向けて手を打たなければならない社会的課題です。予防医療はそれらの課題を解決し、個人の方には健康で長く働ける状態を維持していただき、企業や組織にとっても必要な人的リソースを安定的に確保していくための非常に有効な手段であると考えています。

一方で予防医療に対する認知は未だ低く、理解の浸透もまだまだ十分ではありません。そのため予防医療の必要性や経済的な効果について企業や組織とそこで働く方双方の理解が得られるよう粘り強く働きかけていく必要があり、その啓発もリンケージの大きな使命のひとつとして捉えています。

健康経営優良法人の認定制度や人的資本経営情報の開示は、予防医療の必要性に対する社会の認知を大いに高めると共に予防医療の市場の拡大を推進するものだと認識しています。こういった社会的な要請を受けて予防医療の市場の成長余地はまだまだ大きいと考えてます。

多様化するコーポレート部門の役割

-入社されて以降で会社の変化は感じられますか?

入社してから約半年が経過しました。この半年という短い期間でもお客様の数が増え、新しいサービスをローンチし、既存のサービスをブラッシュアップするなど、事業の成長はさらに加速してきています。コーポレートチームでも、会社の成長を先取りした社内体制を構築していかなければならないと実感しているところです。

さらにこの半年の間に、今後の会社の成長に貢献してくれる優秀な人材が多数入社してくれました。新メンバーの参加のおかげでサービス提供の実績は加速度的に積みあがり、各々のメンバーのスキルも向上するにつれて、若手の営業やプロダクトマネージャーなどの表情から自信が伺えるようになってきたことはとても頼もしいですし、嬉しいです。

一方でメンバーの成長や成果が適切に評価され処遇されるような仕組み作りも進めていくのも我々コーポレート部門の役割です。経営陣や各部門からコーポレート部門に寄せられるリクエストも多様化・高度化してきているため、これらのリクエストにタイムリーに応えていけるよう、私自身もコーポレートのメンバーもスキルを上げていかなければならないと感じています。

企業価値を高める仕組みをつくる

-会社やコーポレート部門として次のステージに到達するために必要なことはどんなことだとお考えですか。

コーポレート部門に求められていることは「企業価値を高める仕組みをつくること」だと考えています。開示・コンプライアンス・コーポレートガバナンス・情報セキュリティ体制の構築などは必須として、事業開発や営業・カスタマーサクセス部門がお客様や市場とコミュニケーションする時間を十分に確保するための会社全体としての業務の効率化も重要だと考えています。

そのためコーポレート部門は、業務フローを構築・効率化するだけでなく、現状のフローを常に改善していくことについてプロフェッショナルでなければならず、そのためには積極的に事業に入り込んでいく必要があります。
また、各サービスの収支状況や投資効果、データドリブンなマネジメントを行うための情報をフィードバックして、会社の意思決定を早め、適正化できるのが理想の状態です。これらを理解した上でコーポレート部門で目下最も重要なミッションを改めて整理するとすれば、適切な情報が適時に社内に伝達され、各メンバーの努力が適切に評価される仕組みをつくることになります。

-ミッションが大きいぶんやりがいもありそうです。

ここまでリンケージにまつわる様々なトピックを紹介してきましたが、働く環境としてはオンとオフをきっちりと切り分け、仕事も趣味も楽しめる環境だと思います。子育て世代の従業員も多く、フレックスタイム制や育児休暇、ベビーシッター補助を上手く使ってライフワークバランスを取っている方が多いです。

私個人で言えば多忙であることは確かですが、趣味や家族との時間も大切にしています。私は年間に5~6回はフルマラソンの大会に出場していますが、そのためのトレーニングができる時間をしっかり確保しています。

さが桜マラソン後

平日は業務前後で毎日1時間程度練習していますし、週末はランニング仲間と練習会をしたり、家族と買い物や旅行を楽しんだりもしています。リンケージは、仕事を優先してプライベートを犠牲にしなければならないなどの状況はなく、育児をしながらでも柔軟に働けるようフレックスタイム制が使えたり、リモートワークも可能だったりします。

娘さんと旅行中の様子

また、少数精鋭で会社を回していることは事実ですが、急な体調不良などがあればチーム内でフォローできる体制などは実現できているかと思います。ベンチャーで急成長期にありながらこのような環境で働けるのはいい経験になりますし、趣味や家族との時間を大切にしている私としても個人的にもありがたいです。

リンケージは現在このような成長フェーズですので、大きな裁量を持って会社の仕組みづくりや仕組みの改善改革を志向されている方にとっては、新たなチャレンジをしながら経験を積むことができる環境です。自らあるべき姿を模索して周りを巻き込み、粘り強く1つ1つの課題を解決しながらビジョンを実現していくことが好きな方に向いている会社だと思います。

ぜひ今後も、ミッションに共感し、この国が抱える大きな社会的課題を解決していきたいという熱い志を持った方と仕事ができれば嬉しいです。もしリンケージで働くことに関心を持っていただけましたら、まずは気軽に面談でお話ししましょう!

採用情報

リンケージでは現在、セールスやHRBBをはじめ多くの職種で採用活動をしております。詳しくはこちらからご覧いただき、お気軽にご応募、お問い合わせください。


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