明日の公開例会で取り戻したいもの
数週間前、理事会でこのようなご挨拶をさせていただきました。
以前はまちづくり事業(公開例会)を通じて地域の人とのコミュニケーションの機会が溢れていて、その時に茅ヶ崎のことをたくさん知る機会があったことを思い出しました。その積み重ねが気がつけば茅ヶ崎に対する愛郷心というか、シティプライドというか、さらには茅ヶ崎青年会議所の事業ってこうあるべきだな、っていうプライドのようなものを培われた気がします。10月例会では、メンバーの皆さんには是非とも会場で関心をお持ちになられている地域の大人の人たちに話かけて、「こんなことをやってるんですよ」って説明して欲しいです。
そんなお話しを今日の鎌倉芸術館で開催された神奈川ブロック協議会の会員会議所会議における冒頭の坂倉会長のご挨拶をお聞きしていて思い出しました。
私自身、青年会議所で活動するようになって、気がつけば会社の事務所にも「凡事徹底」と掲げるようになるほどに、先輩たちからも口酸っぱく指摘されてきたこの言葉を常日頃思い返します。
たぶん、JCを結構ガチンコにやってこられた人たちは皆さん同じではないでしょうか。
しかしながら、坂倉会長はこのような趣旨のことを仰いました。
「ZOOMで会議するようになって、目と耳はすごく使っていると思いますが、現場での嗅覚や想像力のような第6感が衰えていないでしょうか。青年会議所としての「凡事徹底」ができなくなってきている点を危惧しています。」
なるほど、と思いました。
たしかに、各例会や事業で行うセレモニーの一つも、たくさんの見落としや手落ちが目立つようになりましたし、動員という例会・事業の参加の呼びかけもどんどん淡白になっていたり、他者への配慮が疎かになってしまったり・・・思い返すとたくさん出てきます。
その後の向島直前会長のお話にもありましたが、出席率の低下をはじめとしてコロナで急激にダメージを受けているのは、やはり何と言っても人間関係なのだと思います。
リアルじゃないコミュニケーションが主要な方法になったがために、効率性は確かに劇的に上がったと思いますが、あらゆる根底となる「誰かのため」という人間関係が弱くなってきていることは否定できません。
だからこそ、明日の実地で開催する例会は2021年度として最後の公開例会であることももちろんですが、茅ヶ崎青年会議所が2022年度に少しでも良い状態で繋いでいくための大切なリアルなコミュニケーションの機会だと思っています。
このように書くと、何だか今年は落ちるだけ落ちているような印象を持たれてしまうかもしれませんが(笑)、そういうことでは全然ありません。
コロナになる前からいろんな課題がありました。
コロナになってもまた別の課題が出て、組織的には困難なことが多いのは間違いありません。しかしながら、こういうニューノーマルな運営になってきたからこそ出会った仲間も多くいます。議論できたこともたくさんあります。多様性という意味では加速していることも間違いありません。
要は何が言いたいかといえば、組織というのは長い時間の中で、伸びる時も弱る時もあるし、だけどそういう経験を踏まえて数年スパンで考えた時にはさらに成長する糧になっていて、特にこの2年間の状況というのは修練の時期なのだと思うのです。
ですから、明日のリアルなコミュニケーションを大切にして、少し見落としてしまっていたような、忘れてしまっていたような感覚・センスを取り戻して、そしてこのニューノーマルな中での運営もしっかり検証して、コロナ前よりも一段高い組織体制を作っていく時期なのだと思います。
まとまりがなくなっていますが、明日は地域の子供のためであるだけでなく、訪れた大人の方々にとっても、そして私たちのメンバーにとっても今年の最後の事業を心から楽しんでもらいたいなって願っています。
10時からたったの5時間ほどの事業となりますが、是非遊びにいらしてください。
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