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クソブタクラミジア鎮魂歌

11月は初めての会場が多く、実験的にあちこちに出て好奇心のまま呼吸していた。誰も見ないとなかなかライブイベントというのは成り立たないらしく、来て頂いた方にはなんだか別角度から感謝します。バンドは新曲のデモ制作や来年以降の動きに関して一人やたらと追われている。日常の癒しは冷蔵庫にバターが残っていることに気付いた時くらいだ。バターが、なんかずっと高い。

特に日常的に言いたいこともなく、SNSに脊髄反射で飛沫を飛ばす趣味も、誰にも言えない本音を装って同情乞食のむっつりアウトプットも興味がない。ひたすらに感じたことを感じたまま何も恐れずに書く。それによって見える自分の形があり、それに触れたり魔が差したりすることによって得体のしれない曲、歌詞の断片がバクテリアの様に増え続ける。音楽みたいな曖昧なものを生産している人間にとって、文章というのは「思いつかない」ことが大切な気がしている。実際にタイトルが思いつかず、最近よく頭によぎる言葉を掲げてみると君は見てくれたわけじゃないか。

事実私はそういった奇跡未満が積み重なり、ドラマになっていく様をまざまざと体感してきた。The BEGは2023年、扇町para-diceで毎月ツーマンをする。Worst is mineという素敵な名前を背負って。第一回は1/15でお相手はブリキオーケストラ。海老とマヨネーズ、佐藤二郎とムロツヨシ、The BEGとブリキオーケストラ。最悪はわたしのものです。

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