2LOOP BOX制作/ケースエッチング
メインの歪とソロ時のファズを切り替えるスイッチャーを制作しました。穴あけが面倒だったこと以外特に記事にするようなことも無いなと思い、無理やり筐体にデザインを施し筆を執った次第。
・外装デザインのパターン
缶そのまま
こちらは缶を筐体にし、缶そのもののデザインを流用するパターン。缶は踏みつけに耐えられないのでハナからスイッチは付けず、今回のようにスイッチャー経由でオンオフが前提となる。
塗装+手書きデザイン
一発勝負すぎるが、エフェクター制作を始めたばかりの頃はこのデザインが多かった。
ラベルシール
アルミケースにラベルを貼るパターン。おそらく最も一般的で失敗も少ない。転写シート+ラッカー仕上げや貼りっぱなしも。
ヤドカリ
既存の筐体に乗っ取る。写真はメリカリケイションしたファズフェイスを穴あけ、塗装したもの。本当に沼にハマった人間しかやらない。おすすめはしない。
今回はアルミエッチング
今回採用したのはエッチングというもので、基板制作の際に使われる「すっげ腐らせ液」をマスキングを施した対象物に反応させることでデザインにするというもの。
トナー転写
デザインを白黒、左右反転させ、転写シート(今回は写真光沢紙で代用)に印刷したものをアイロン転写。150℃あたりに設定してトナーを溶かしながらアルミ筐体に貼りつかせる。トナーの残った個所がマスキングされ、腐食されないという仕組み。
腐食
40℃ほどに保ったエッチング液に15~20分浸す。ちょくちょく引き上げて重曹を混ぜた水で中和させ様子を見る。
水研ぎ
完成。墨入れからの水研ぎ(#400→#600→#800→#1500→#2000の順番で)。クリアラッカーを吹けば研磨面や墨入れの保護にもなりますが面倒なので省略。今回は奇跡的に上手くいきましたがアルミケースのエッチングはそこそこリスクが高いです。トナーの定着具合、腐食液の濃度や温度など仕上がりに影響する要因がかなり多いので。素人にはお薦め出来ない。まあお前らド素人は、牛鮭定食でも食ってなさいってこった。(これそろそろ通じない!?)
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