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『学校英語を飛び出そう!』

新企画『学校英語を飛び出そう!』

今日から毎週木曜日は『学校英語を飛び出そう!』というタイトルで中学・高校では習わない(あまり詳しく解説されない)英文法を解説・紹介する記事を投稿していきます。ちょっぴり発展的な英文法で難しいかもしれませんができる限りわかりやすく解説するように努めます。

今回のテーマ

今回のテーマは「動詞のdoの用法」です。
今回のテーマである動詞のdoは非常に多くの使い方のできる多義語です。
是非、英和辞書でdoを引いてみてください。doに使われているページの多さに驚くと思います。

(ちなみに、私が普段使っている英和辞書であるジーニアス英和辞典第5版では4ページ半使われています。)

先ほど書いたように動詞のdoには多様な使い方があるので全てを解説していると途方もない時間がかかるので今回はとある一つの用法に絞って解説します。

今回の英文

It will not do to eat too much.

解説

今回解説するdoの用法は「~はいいことである。/~がいいことである。」という意味を表す用法です。

例)His conduct will not do. 彼の行いは良くない。
*conduct(名)行い

今回の英文でもこの用法が使われています。
It will not do to eat too much. 食べ過ぎることは良くない。

文頭のitは形式主語と呼ばれるもので後ろのto不定詞の語句to eat too muchを指します。ですので書き換えると…
To eat too much will not do.

<注意>
この用法は否定文で使われることが多いです。

実例

It would not do to trouble the reader with all the details of my youth.
私の若き頃の詳しい話で読者に迷惑をかけることは良くないことだ。

Gulliver's Travels By Jonathan Swift

この一節は『ガリバー旅行記』の第1章リリパット航海記に出てくる一節です。筆者の経歴についての記載があった後にこの一節が出てきます。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます。今回は学校ではあまり詳しく解説されないdoの用法について解説しました。今回紹介した一例はあくまでも数あるdoの用法のうちの一つであり、まだまだたくさんあります。是非
英和辞典のdoのページを眺めてみてください。
では、次の記事でお会いしましょう!

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