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ケイティー・ポーター議員は実はタダのぽっちゃりなダサおばさんではないのだよw

皆保険制度のないアメリカで、新型コロナウィルスへの感染の可能性を自覚しながらも、健康保険に加入してないがために医者に行かない人が出てくるのを懸念して、米国会の諮問委員会でCDC局長に無料コロナウィルス検査を確約させたカリフォルニア州の新米議員ケイティー・ポーターの映像がバズっているけど、私は当選当初から彼女のファンなので、他のも紹介したい。(上の写真はちょっとおふざけでバットガールのコスプレして議会に出てきた時のもの。まぁ日本の女性議員でも、肝心の仕事もろくにやらんと、コスプレはやってた人いましたよね。)

最初の下の映像は、JPモルガン・チェース銀行のジェレミー・ダイモン頭取相手に「うちの地元の選挙区で、おたくの銀行の窓口でシングルマザーがフルタイムで働くと、どう生活費を低く見積もっても月に6万円ぐらい赤字になるんだけど、年間35億円稼ぐお金のプロとして、どうアドバイスする? チェース銀行から借りる? チェース発行のクレカにつける?」と迫る。(つまりはまともな生活ができるだけのliving wage賃金を払えってこと。)

お次はフェースブックのマーク・ザッカーバーグCEOに、フェースブックはフルタイムで働く人にはランチは無料で卓球台が置いてあるとか、最高の環境らしいけど、何千人といるエログロ映像のモニターとして働くパートの人たちの心のケアはしないのか? どんな辛い仕事か自分でやってみれば? と迫る。(パートにも健康保険などの福祉を提供しろよってこと。)

もういっちょ、こっちは消費者金融保護局長に「消費者金融の年利の計算できる? この教科書、私が書いたんだけど(彼女実は元法学部教授)定義を読むから計算してみて。電卓なら貸すから。できないの?」と迫る。(おまいがわからんようなら一般の消費者が食いもんになるのも当たり前だろ、ってこと。)

Reclaiming my time.と繰り返すのは、各議員の質問時間が秒単位で決まっていて、議長にこういって質問し直すため。答える方は時間制限がないが、これを言われたらすぐに発言をやめなければならないルールなので、関係ないことをダラダラ喋ってはぐらかそうとしても、実質「それじゃ答えになってない。即黙れカス」ってことw

ケイティーは服や髪がいつもダサいおばちゃんですが(わざとかも)、イェール〜ハーバードのバリバリ超エリートで、この間まで大統領予選に出ていたエリザベス・ウォーレンの教え子。彼女から質疑のやり方を教わったと言っている。

でもポーター議員の最初の快挙は、それまで真っ赤で共和党議員しか出てこなかった選挙区から民主党員として当選したことかな。なにしろ地元のオレンジ・カウンティといえば歴代真っ赤共和党しか出てない保守的な地域。そこから堂々民主党員が当選したので、2年前の中間選挙から注目してたというわけ。

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