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失敗に次ぐ失敗 語学教師への道

小学校学習指導要領に
外国語活動が明記されるようになったころ
漢方の主治医から
「これからは英語が教えられたら、とてもいいのではないかなぁ」という
雑談ともアドバイスともとれる、何気ないコメントを頂いた


うーん、英語は苦手でも嫌いでもないが
積極的に仕事にするために学ぶ、という姿勢で取り組んだことは
1度もなかったので

「語学って、どうやって勉強するんだっけ?」
   というところから出発した

趣味で好きなように学ぶだけならいいけど
英語を教えるとは、どんな感じなんだろう
仕事にするのか・・・

まぁ時代の流れだし、やってみようか

昔で言うところの
でも・しか先生である


大学の友人・知人の中には
英語教師になったひと、
児童に英語を教えるためのプログラムに参加し、
ニュージーランドへ留学したひと
英語を母語とするパートナーを見つけ結婚したひと

英語に関わるひとが少なくない

ひょっとして わたしにもできるのではないか、
という淡い期待がなかったといえば
うそになる


英検準1級まで取得していたので
採用試験も筆記は3社ほど通過

対面での選考試験では
英語による模擬授業も2度経験し
手応えも十分あった


不採用になった理由を明確に教えてもらうことはできないので
本当のところはわからない

ただ面接で必ず聞かれたのは
「留学経験があるか」
「英語圏内での滞在経験の有無」

そして最後まで自信が持てなかったのは
英語特有の発音」である


留学経験がなくても、大人になっても
英語の発音矯正はできる

一方、舌の動かしやすさ、
歯並び、顎の大きさや、口を大きく開けられるか、などの
本人の努力だけでは補えない、身体的な条件が大きく影響するのも事実


『英語耳』など書籍を活用し、
徹底的に発音をマスターする道もあった

でもローマ字読みでも、ある程度は許容される
フィンランド語やイタリア語の方が
気軽でラクだな、と

英語は一旦離れ、他の言語を

仕事のためや、人に教えるためでなく、純粋に
自分のために学ぼうと決意した大きなきっかけとなったのは

まぎれもなく
この失敗に次ぐ、失敗のおかげだ

追記
 1つの外国語(英語)を懸命に学ぶことを通し、
 自分に最も適した「学習法」が見えてきたのは大きな収穫

 2つ目、3つ目の語学学習にそのまま活かせるとは限らないものの
 1つの学習スタイルを獲得できると、次に繋げやすい







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